三日坊主日記【酔生夢死】

　実家の固定電話に、「会社の女性を孕ませて示談金300万円が必要だ。助けて欲しい」というような電話があったらしい。電話を受けた父親は、声が似ていたために私からの電話だと思い込んで話を聞いていたが、最寄りの駅に弁護士と一緒に行くのでそこで300万を渡して欲しいという話になったときに、さすがに不審に思ったようだ。そこで、自分の携帯電話から私の携帯電話に何度かかけるも出ず、どうしたものかと困ってしまったそうな。まあ結局は警察に相談し、典型的な特殊詐欺の内容ですねということで、しばらく「振込め詐欺見張隊」という通話録音装置を取り付けましょう、ということになったようです。いやもう、すでに振り込んじゃったよ（お金渡しちゃったよ）、みたいな話でなくてホント良かったですわ。300万円あったらうまい棒が何本買えると思ってやがる。
　別段巧妙な手口とかでもなかったんですが、私の携帯電話に連絡が取れなかったために、もう少しで信じてしまうところだったそうで、母親と相談した結果警察に連絡することにしたのは良い判断だったんでしょうね。私からすると、不審電話対策で、固定電話でも相手の電話番号を表示させる（ナンバーディスプレイ的な）契約してるし（まあ相手も、下痢をしてポケットに入れていた携帯電話が壊れてしまったとかいう、いやお前、そこはもうちょっとマシな言い訳があるだろうというようなことは言っていたようだが）、私が実家の固定電話や父親の携帯電話にかけるときは、必ず最初に「○○だけど～」と名前を名乗るようにしてるのに、その辺全然わかってくれてなかったんだなーとちょっと寂しい気持ちになったり。私の携帯電話に繋がらなかった（電話に出なかった）というのも、番号の登録が間違っていた（違う番号にかけていた）というだけだったし。父親が迷惑電話かけてるじゃあないのよさ。……でも、大分前だけども、実際に電話をかけてもらって登録が間違いないかどうか確認したような気がするんだけどもなー。機種変する前だったっけかなあ。機種変時の番号の移行はどうしたんだったか……。そこら辺で何かミスがあったのかもしれない。あとは、固定電話には私の携帯電話の正しい番号が登録されていたので、固定電話からかけてみるというのは思いつかなかったのかとか、まあそんなことを思ったりもしますが、特殊詐欺の電話とか、ニュースだので知ってはいても、いざ自分にかかってくるとあせって冷静な判断が出来ないものかもしれませんね。