細倉マインパーク 再び
 宮城県栗原市鶯沢にある鉱山跡を利用したテーマパーク「細倉マインパーク」、2014年の9月に行ってるんですが、2016年の7月にリニューアルオープンしたそうで、あの残念な感じだった場所がどう変わっているか確かめるべく、再度行ってみました。

細倉マインパーク

 車がたくさん停まってる!? いや、驚きましたね。前回は車が10台もおらず(多分5、6台くらい)、他に客の姿を一切見なかったことから全部従業員の車じゃなかろうかという状態だったんですが、今回は20台近く車が停まっていて、さらには私と同着くらいでご老人の団体客の小型バスまで来ましたよ。いやあ、まるで観光地のようですね。(観光地です)

細倉マインパーク

 まあ、奥の方の広大な駐車場は相変わらずガラガラなんですけどね。多分300~400台とか駐車出来るぐらいの広さがあると思うんですが、ここが埋まることってあるんだろうか。今回も平日に行ってるんで、土日祝日とか夏休み期間中なんかは賑わうんでしょう。きっと。

細倉マインパーク

 坑道跡に入ると早速マイン坊やが。前と同じ坊やですね。リニューアルしてもマイン坊やは外せなかったらしい。と言うか、マスコットキャラクターだから外しちゃイカンか。

細倉マインパーク 画像ファイル
細倉マインパーク 画像ファイル

 坑内事務所や作業風景の再現など、リニューアル前から特に変更無し。良い物は残して貰わないとね。いかにも坑道って感じでグッド。

細倉マインパーク

 シュリンケージ採掘法で鉱石を掘り出した跡、らしい。前からあった見学ポイントですが、前回の日記に写真を載せていなかったので何となく。他にも火薬庫だとか採掘道具だとか坑道を支えていた木組みだとか、まあ色々と見るポイントはあります。

細倉マインパーク

 それにしても坑道跡に入ってから他の客を一切見かけない。団体客は資料館みたいな所に入っていったので坑道跡には後から入るんでしょうけども、他にも何台か観光客と思われる車が停まっていたのに。まあ、写真を撮りながらゆっくり進んでいるので、追いつけないだけでしょう。多分。

細倉マインパーク

 坑道内休憩所跡、と書かれた何もない広いスペース。はて、前回来たときにこんなスペースあったろうか。いや、ここってアレじゃね? ホソキュリアン遺伝子受胎空間じゃね? どうやら坑道と関係のない展示物を取っ払ったようですね。元々坑道内作業員の休憩所跡だったんでしょうが、何もないってのもちょっと寂しい気がします。

細倉マインパーク

 通洞坑。「ほぼ水平に掘削された坑道です。鉱山の主たる運搬坑道などとして使用しておりました。高さ約3m、幅6mあり、地下の大きな空間になっています」とのこと。奥まで入れないのは残念ですが、まさに坑道跡って感じで実にイイですね。これ、前回来た時あったかなあ。記憶に無いし、写真も撮ってないんですよね。リニューアル後に増えたポイントなら素晴らしい。前からあったのなら、多分ホソキュリアン遺伝子受胎空間の衝撃で見落としたってことなんでしょうね。

細倉マインパーク

 やけに素っ気ない長い直線通路。ここは確か、地底の小川っつーか、河原みたいな作りになっていて、日本神話っぽい壁画があったんじゃなかっただろうか。壁画はともかく、河原っぽい作りは残しても良かったんじゃあ……。ネタ展示を削るのはいいんですが、さすがに殺風景すぎやしませんかね。

細倉マインパーク 画像ファイル

 壁画の代わりとばかりに、掘削の様子っぽい展示が。削岩機の先端って随分と長いんだねえ。遠目に見ると銃器のように見えなくもない。「逃げるやつはベトコンだ、逃げないやつは訓練されたベトコンだ」みたいな。いや、そこまで銃に似てはいないか。っつーか、人形があまりに棒立ちなのが気になる。これが削岩機を扱うときの正しいスタイルなんだろうか。

細倉マインパーク 画像ファイル

 シャワー室跡。「坑道内作業員のシャワー室でした。地下水や粉塵で汚れた体を洗い流し、帰宅するのが基本です」とのこと。これも前からあったかどうかはわからない。写真で見るとちょっとホラー風味ですね。

細倉マインパーク

 削岩体験コーナーとはなってますが、固定された削岩機が置いてあるだけです。「ホント戦争は地獄だぜ」とか言いながら構えた姿を撮影する用ですかね。まさかホントに削岩するわけにもいかないでしょうが、もう少し何とかならなかったのか。削岩作業中っぽい人形を配置して、一緒に作業してる風の写真を撮れるとか。……あんまり良い案でもないか。

細倉マインパーク 画像ファイル

 カンテラっぽい物の展示。坑道(洞窟)と言えばカンテラやランタン、松明なんてのがRPG的発想としてありますが、そう言えばその手の展示は前はなかったですね。リニューアル後の展示で、これはなかなか良いんじゃないでしょうか。あくまでもカンテラをイメージして空き缶で作った物ではあるんですが、暗い中で遠目に見る分には十分それっぽく見えますね。ただ、数は揃えなくともよいので、カンテラの実物(少なくとも外見は実物に似せた物)もあると良かったんだけどなあ。

細倉マインパーク 画像ファイル

 カンテラもどきは空き缶の塗装を剥がして小さい穴をぽこぽこと開けて絵柄や文字を描き、内部に入れた電球を光らせることでカンテラっぽく見せているようです。近隣の子供会に作ってもらった物のようで、近くでみるとさすがにお察しな出来ですが、実際に暗い中で見てみると結構カンテラっぽく見えます。某○ンピースっぽい絵柄のヤツもありましたが、さすがに某ネズミさん等の夢の国のキャラクターはいませんでした。いや、全部確認したわけじゃないので言い切れませんけども。

細倉マインパーク

 上記のカンテラゾーンって、確か以前は恐竜化石エジプト壁画があった場所なんですよね。坑道と関係ないネタ展示は徹底的に排除してるんだなあ。ここはまあ、カンテラ展示になってるからまだいいんですが、何か物足りないっつーか、ねえ。

細倉マインパーク

 モアイ像も無くなっている。化石や壁画はまだわからなくもなかったんですが、さすがにモアイ像は場違い過ぎましたよね。ネタ的には面白かったですけども。

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 鍾乳石は、前から展示されてた気がしなくもないですが、以前来た時に写真は撮ってなかったですね。「坑道内の岩盤にできるつらら状の石灰岩質の沈殿物。地下水に溶けた石灰分が再結晶してできる。通常は白いものですが、ここ細倉鉱山は鉄分が強いため赤くなります」とのこと。

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 坑道から外に出たら、車が激減してました。6台くらいしかなかったんで、客は全員帰ってしまったっぽい。結局団体客と坑道内で遭遇しなかったんだけど、どういうことだろう。バリアフリーコースとか言って、坑道の奥までは入らないルートもあるので、私が奥の方をダラダラと見学している間にさっさと見学を終わらせて次の目的地に行ってしまったのかな。鍾乳洞みたいに狭っ苦しかったり歩きにくかったりする場所はないんだけども、階段の昇り降りはあるのでご老人には厳しい、のかも。なんかごっついカメラ(多分一眼レフとか言うヤツ)持ったおじいちゃんとかいたので、当然奥まで行くと思ったんだけどなー。まあどうでもいいか。
まとめ。リニューアルと謳ってますが、ネタ展示を排除しただけ、という印象。もちろんカンテラとか増えてる展示もあるんですが、どうにも物足りない。以前からして物足りない感があり、そこをネタ展示で埋めて、かろうじてネタ的な面白さを持たせていたところを、ネタ展示を削ってその分を埋めきれなかった、のではないかなあ、と。以前に行ったことがある人は、がっかりすると思うので再訪はお勧めしません。初見の人は、前回の日記にも書いてますが、何かのついでくらいならば行ってみるのも良いかもしれないですね。
 あ、あとお土産なんですけどもね。細倉マインパークならではのお土産が何もないんですよ。クズ石(天然石・さざれ石)の詰め合わせとかはまあそれっぽいけれども、そうじゃないんだ。マインパーク饅頭とかマイン坊や焼きとか、そういうお菓子っつーか食べ物のお土産がね、欲しいわけですよ。東北限定のなんたらとかは置いてたけども、そんなん道の駅とか、もっと近所でも買えるっつーの。まあ、ゆっくり見て回っても精々一時間ちょいくらいしか滞在しないメイン観光地にはなれない場所なんで、何を置いたところで土産物自体が売れないんでしょうけども。……いや、私は買いますよ。今回も三陸限定うに&ほたて風味柿の種とか買いましたからね! どこ土産なんだかさっぱりわかりませんけども!
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