騙し屋ジョニー
 魔界都市〈新宿〉の新作を友人から借りましてね。菊地秀行の魔界都市モノと言ったら、秋せつらかメフィストのどちらかを思い浮かべると思いますが、今回は十六夜京也が主人公の新作ってことで期待して読んだら……うん、嘘はよくないな。全然期待せずに読んだら予想通りにつまらなかったってのが現実です。菊地秀行は行き当たりばったりに書き過ぎてて、酷いのになると話がまったく収束せずに終わってしまったりするんですよね。シリーズ物の一巻目はそれなりに読めたりするんですが、続いていくともうダメ。小学生の頃は結構買ってたんですが、大量整理したときにDの一巻と新宿、風の名はアムネジア以外は全部売ってしまいました。
 今回の騙し屋ジョニーも行き当たりばったりっぷりが酷くて、京也の弟子なんてのが出てきて、しかも拙いながらも念法を使えたりしてなんだそりゃと思ったら、その弟子は最初だけちょろっと出てきて後は全然登場しないとか、あとはえーと、色々ありすぎてもうどうでもいいや。どうせ前からのファンぐらいしか読まないでしょうし、読む場合にはいつも通りの内容だと思って読めば間違いはないです。
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