地獄へ落ちるよのさ
「それ、どういう漫画?」
ザ・シェフですよ。料理版ブラックジャックみたいなもんですな」
「ああ、ブラックジャックって人殺しの話でしょ」
「ひ、人殺し? 逆です、医者ですよ。まあ医者もある意味人殺しと言えるのかもしれませんが」
「医者? 自転車のスポークで人殺すヤツじゃないの?」
「いや、それはブラック・エンジェルズです」
「あああ、それだそれだ。地獄へ落ちろーとか言うやつね。子供の頃読んだんだよなあ。ブラックジャックは医者のヤツか。うん、そのシェフっての、確かに主人公同じだね」
「似てますね。中身も手術が料理になってるだけで、若干傾向は違うんでしょうが、まあ大体同じようなもんです」
「へぇ。ブラックジャックの作者ってこんなのも描いてたんだねえ」
「いや、違いますよ! ブラックジャックは手塚治虫ですよ!」
 という会話がありまして。ブラックジャックってえらく有名だと思ってたんですが、作品名や大体の内容を知ってはいても、原作は意外と読まれてないんでしょーか。つーか、ブラック・エンジェルズが出てくる方が凄いっつーか、ねえ。三十半ばくらいの人だから、大体直撃世代なのかしらねえ。
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