新手のゾンビッ!
 DAWN OF THE DEAD、観てみました。有名らしいロメロのゾンビ三部作の中でもとりわけ人気の高い作品のリメイクとかなんとか。これまたリメイク版のNight of the Livingdeadがかなり好みだったので期待していたら、まあ中々面白かったんでは。グダグダとした説明一切なしでいきなり襲ってくるゾンビ。人肉を喰らい、増殖していくゾンビの群れ。そんな中、生き残った数少ない人たちはショッピングモールに立てこもり、救助を待ってみたり戦ってみたり脱出を試みたりするっつー話。Night of the Livingdeadに比べてもかなり絶望的な感じの話なんで、そゆのが嫌いな人は観ない方がよさそう。
 つか、ストーリーだのは正直どうでもよくて、ゾンビですよゾンビ。いや、もちろんゾンビそのものよりも、そういった状況に追い込まれた人たちの描き方がどうだとかいうのが大事なんでしょうけども、この映画のゾンビったらもう、全力疾走するんですよ。Night of the Livingdeadでは、増殖する点はともかく、他は普通にイメージするところのゾンビーで、のったらくったら動いてうめき声を発しつつ生きている人間を襲ってくる例のアレだったわけです。銃があればなんとかなる、弾が切れてもバットだの鉄パイプだの持って油断さえしなきゃなんとかなりそうだっつー感じだったわけですよ。ところがもう、この映画では走るどころか全力疾走ですよ。スプリンターゾンビとかいう名前をつけたくなるぐらいの走りっぷりで、そんなのが十人、二十人と向かってくるわけです。銃持ってても最初の数体を仕留めるのが精一杯で、結局主人公側も全力疾走して逃げるしかない。今までのイメージがあるからちょっとギャグっぽいんだけども、でも実際これは怖いですよ。動きが遅いからまだなんとかなってたのに、全力疾走されたらもう、逃げようがないっつーの。個人的には、銃よりも打撃武器でゾンビをぶち倒すっつーのが好きなんでそこらへんは残念だけれども、これはこれで、また別種の怖さを出すことに成功してるんじゃないかなーと思うんでよかです。つーかDVD買うさ。ついでにNight of the Livingdead(ただしリメイク版)も買うさ。結局、ロメロのオリジナルはまだ一作も観てないことになるけど、いきなり買うのもちょっとなあ。レンタル屋に置いてりゃいいんだけど、そもそも近場のレンタル屋にゾンビ物が二本くらいしか置いてないっつーのよ。結構デカイとこなのになー。ジェイソンとかフレディーはたくさん置いてるのに。いや、エルム街は実は観た事ないんだけど、あれもホラーっつーかスプラッタなのかにょー。スプラッタはもう、なんつーか、ねえ。13日の金曜日だったら、どれか一作観りゃもうお腹一杯になるしねえ。なんでゾンビは置かねえんだよコノヤロ。そんなにゾンビ嫌いなのかよ店長。くそ、今度ゾンビのメイクをして全力疾走して襲いかかってやる。新手のオヤジ狩りッ! そんなオヤジ狩りはいやだ。
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