ハリー・ポッターと親父の同期生
「この前高校のときの同級生と会ってな、同じく同級生だった松浦ってのが、翻訳の仕事をしてるらしくて、最近は全国を飛び回っているとか聞いてなあ」
「ふーん、同級生ねえ」
「正確には同期生だな。当時は男女が別クラスだったからな」
「ふーん。俺は翻訳者とか全然知らないんだけっど、何の翻訳してんのよ。学術書とか?」
「いや、童話だかなんだか。子供向けの小説だったかな。魔法がどうのとか」
「ふーん、魔法ねえ。子供向けで魔法っつーと、ハリポタぐらいしかわかないねえ」
「あ、それだそれ。ハリー・ポッターな」
「ふーん。……って、え~? いやいやいや、アレの訳者は確か松岡某とかいった気がするけども」
「あれ、そうだっけ。まあとにかくそれ」
「ホントかよ」
 とまあ、最近父親とこんな感じの会話がありまして。別段ハリポタのファンではないし、そもそも同期生だったから何なんだっつー話ではありますが、一応調べてみたら、ハリポタ日本語版の訳者松岡佑子女史は1943年生まれで、ウチの父親とは二年違いで微妙。しかし女史は福島県原町市生まれとのことで、これは父親が幼少期を過ごした場所と一致している。ぬ~ん。まあ疑っても仕方が無いし、とりあえず信じてあげよう。嘘(間違い)でもホントでも何もいいことはないけども。
コメント一覧
コメント投稿

名前

URL

メッセージ

- CafeLog -