君のてぃむぽは百万馬力
 アダルトショップってえやつにふらりと立ち寄ってみました。私としては、アダルトショップというのは各種バイブとかムチとか縄とかロウソクとかハァハァハァ、ああいやいや、まあとにかくそういったプレイ用品を主に扱っているというイメージを持っていたのですが、ちょっと違いましたね。もちろんそういった商品も扱っていましたが、それらは全体の三分の一程度で、残りは全部オナニーグッズなわけです。一体何がどう違うのかさっぱりわからないオナホール各種がずらーりと並んでいるわけですよ。私ァ使ったことないんでよくわからないんですけども、形状が違うだのってえのはともかく、パッケージにAV女優だかの写真が載ってたり、エロゲか何かのキャラが描かれてたりするのは一体何なんですかね。あの有名な○○ちゃんのあそこを完璧に再現しました! とか書いてあんのよ。断面図みたいなのを見る限りでは、どれも一緒だろと言いたい。まあ雰囲気っつーか、気分の問題なのかしらね。あとは頭と手足のない、胴体だけを模した抱き枕のようなヤツに挿入孔が空いてる「アリスの抱き枕」「お姉さんの抱き枕」とか、それをもっと簡略化して、胴体というよりもただの真ん丸い抱き枕に穴っぽこが空いてる「アリスのたまご」「お姉さんのたまご」なんてえのも置いてあったんですが、これ、なんか怖いんだよなあ。手足を切断した胴体みたいなんだもの。ホラーですよホラー。そいや、オリエントアリス(ソフビ製の方)も置いてあって、あたしァ初めて見ましたよ。商品としてではなく、飾りとしてショーケースに入って置いてあったようなんですけども、これも実際見ると不気味ですなあ。ほとんどマネキンのソフビ製でさえそうなんだから、シリアリなんてもうまさにホラーって感じなんだろなあ。いや、ソフビ製のはマネキンのように見えるから怖く感じるんだろうか。まあどうでもいいけども。
 さて、そんなこんなで内心「うわー」「ひえー」とか思いながら各種商品を眺めておりますと、商品棚の向こう側から何やら人の声がしまして、どうも商品の品定めをしている風なんですな。恐らくは私のような馬鹿が友人とでも連れ立って冷やかしに来たのだろうと思っていたんですが、しばらくして棚の裏側に回ってビックリ。二十代半ばくらいの男性客一人だけだったんですわ。いや、もちろん店の内容が内容ですから、一人で来る客の方が圧倒的に多い、というかまずほとんどが一人だろうとは思うんですが、だったらさっきの話し声はなんだったのかっつー話ですよ。なんて思っていたら速攻で謎が解けまして、まあおわかりでしょうが、独り言だったんですね。そりゃまあ人それぞれですから独り言ぐらい別にいいっちゃあいいんですが、各種オナホールを一つ一つ手に取りつつ、「俺のはでかいからなあ」「これじゃあ小さいよなあ」とか、独り言にしてはやや大きい声でぶつぶつ言ってるわけですよ。なんなんだ一体。自慢してるの? 誰に? まさか近くにいた俺に? それとも照れ隠しなのか? そんな独り言を言ってる方がよほど恥ずかしいと思うが。なんか怖かったんでさっさと逃げ出してしまって、結局その客が何か買っていったのかどうかはわかりませんでしたが、その自慢のブツに見合う商品が見つかったことを祈るばかりです。いや、祈りませんけども。
2004.10.26 01:00 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 日記 | com.gif コメント (0)
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