ふ、りーげ
 最近フリゲのことばっかしか書いてねえなあとか思いつつ、またフリゲ。

冒険野郎(DLサイト)
 遺跡探索ARPG。ブーメランのように戻ってくるチャクラムと魔法を武器に、遺跡を探索したり、村に戻って武器を強化したり、五階毎にいる中ボスを倒したりなんだりするゲーム。魔法を使用して消費したMPは魔力を吸収するフィールドを張って敵から吸収することが出来るのだが、このフィールドは敵の攻撃を防ぐバリアにもなるというなかなか便利な代物。複数の武器などを用意するのではなく、シンプルながらも多目的に使える一つの攻撃武器に絞っているのはなかなか面白いと思う。遺跡の構造や仕掛けは捻りが足りないようにも感じられるが、凝りすぎて難易度が高くなりすぎるよりは良いかもしれない。いずれにせよ、十分楽しめるレベルにはなっている。名作と言うには厳しいものの、良作以上の作品であることには間違いない本作であるが、一つだけもんのすげい不満な点がある。移動速度がやたらと遅いのだ。開始当初、戦い方に慣れないうちは丁度良いのだが、慣れてしまうともう移動の遅さにイラついて仕方がない。途中でダッシュが出来るようになって初めてまともにプレイ出来るようになるといった感じですらある。正直、ダッシュ速度が通常の移動速度でもいいくらいだ。もしかしたらウチのマシンがヘボヘボなせいかもしれないが、とにかくこの遅さはつらい。あまりの遅さに途中で辞めたくなったくらいですよ。まあその辺は人によって好みの速さってえのもあるかもしんないんで、どうでもいいっちゃあいいんですけどもね。速過ぎてついていけないっつーのもどうかとは思うし。まあなんだ、フリーのARPGをあんまりやったことがないせいかもしれないが、十分良く出来たゲームなんで、ARPGをそれなりに好む人は是非やってみるとよかね。

コープス・パーティー(DLサイト)(紹介)
 Dante98製のホラー系脱出AVG。個人的にはあまり怖くはなかったが、ホラー風の演出は良く作られていると思うので、多分人によってはかなりくると思われる。行動によって仲間が死亡してしまい、それによって若干の変化があるのだが、何度もやり直してまで見る価値があるかどうかは怪しい。まあプレイ時間は二時間くらいと短いので大した手間ではないだろうが、全員生き残ったエンディングと、あとは死亡するところだけ見ておけばよさげ。クリアするのに特に悩む点はないので、ホラー風の雰囲気を感じつつ手軽に楽しめる脱出物としておすすめ。この作品に影響を受けたと思われるフリゲがいくつかあるなど、名作と言われるだけあって良く出来ているので、未プレイの人は是非。

盗人講座(DLサイト)
 ツクール2000製のRPGっつーかAVGっつーか。亡国の王子が自由気ままに生きる盗賊目指して盗賊の街で盗賊修行に励むってな感じのゲーム。戦闘はほとんどなく、街の人からスリまくることによって盗賊としての腕を上げてゆき、それにつれてイベントも進んでいく。メインのストーリーも悪くはないが、一つの街という限定された舞台でありながら、サブイベントの類から世界観を感じ取れるようになっており、ヘタに語り過ぎないバランス感覚はなかなかに素晴らしい。しかし、盗賊としての腕を上げても、スリの成功率は高まるものの、手に入れた盗品のほとんどは意味がないし、売って金にしても金の使い道がないのはいただけない。イベントを進める手段としてはもちろん意味はあるのだが、せめて何かしら金の使い道を用意するなどして欲しかった。また、一定の条件を満たすとグッドエンドを見ることが出来るのだが、数枚の一枚絵が見れる程度で他はノーマルエンドと大差がない。苦労して、といっても二、三時間程度なので大した苦労ではないが、とにかく再度やり直すまでの価値がない。まあ途中途中のイベントを楽しむという点においては問題はないのだが、やはりノーマルエンドと別にグッドエンドを用意するのならば、プレイヤへの報酬としてそれなりの変化はつけて欲しいものだ。下書きのような数枚のイラストを見るだけのために頑張ったのかと思うと泣けてきてしまう。とまあいくつか不満はあるものの、基本的には優れたフリゲだと思うので、未プレイの人はやっとけ。

安楽椅子探偵(DLサイト)
 NScripter製の推理クイズ。タイトルからすると、フェル博士とかミス・マープルとかマイクロフト兄さんのような安楽椅子探偵が灰色の脳細胞を駆使してってそれはポワロじゃねえかとりあえずゴルフ場殺人事件のつまらなさはなんとかしてくれよっていう感じで活躍するAVG(VN)っぽいが、実際のところ、昔、雑誌「小学○年生」の付録によくついてきた推理ブックに載っていたような推理クイズが三問あるだけのゲーム。ほら、アレですよ、雪の積もった山小屋で誰か殺されていて、足跡が一組しかなくて、さあ犯人はどうやって逃げたんでしょうっていうかやっぱり古典的に後ろ向きに歩いたんじゃねえのとか、砂丘に向かった二人のうち一人が撲殺されたんだけども残る一人は凶器を何ももってなくてさあどうやって殺したんでしょうってやっぱ靴下に砂詰めて殴ったんじゃねえのとかそういうやつよ。それも、あまり出来が良いとは言えないレベル。情報の再読もなんかかったりい。推理クイズなら推理クイズでもいいんだけども、もっとクイズの数を増やして、そしてもっとサクサクと快適に遊べるようにしてくれれば、評価出来るゲームかなあ。

ルインハンターライチ(DLサイト)
 記憶のない少女と青年が過去の記憶やらなにやらを求めて遺跡探索をしたりするツクール2000製のRPGで、狭い舞台で探索やイベント探しを楽しむ類のゲーム。警戒(特殊技能扱い)をして罠を避けるなんてなアイディアはなかなか興味深いのだが、同じ罠が何度も作動するなど、正直うまく活かせていないように思われる。また、敵とのエンカウントは敵の移動する姿の見えるシンボルエンカウントになっているのだが、遺跡内にしろ地上にしろ、移動スペースが狭いためにかわすのが困難で、ほとんど意味がない。というわけで、始めてから一時間程度で挫折しますた。面白いのか面白くないのか言えるほどにプレイしてないっつーこってすな。良く作ってある方なんだとは思うし、まとめサイトなんかでも決して評価は低くないようなんで、探索系RPGが好きな人……向けなのかどうかもよくわからんが、とにかくやってみればいいさコノヤロウ! いや、別に切れるこたないんだけども。あ、あとそれなりに描かれた一枚絵なんかもわりと使われてるようなんで、オリジナルの絵とかねえとちょっとやる気でねえぜって人もオッケーさ。
 どうでもいいけど、なんか微妙に宝魔ハンターライム(PC98時代、バリバリに動くアニメだけが売りだったAVGもどき)とタイトルが似てないですか。似てませんか、そうですか。
2004.10.19 01:00 | pmlink.png 固定リンク | folder.png ゲーム | com.gif コメント (0)
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