いじめ問題を考え……ない
 わりと近所に、同い年のイトコだかハトコだかピーヨ子ちゃんだか(やや遠い親戚というようなことが言いたい)がいる。小学、中学と同じ学校であったが同じクラスになったことはなく、互いに親戚であることは知っていたが、あまり話す機会もなく、中学を卒業した後のことはさっぱり知らずにいた。ところが最近、彼の情報を、これまたやや遠い親戚だかの通夜の席で、父親が仕入れてきた。彼はスポーツの盛んな高校に入ったらしいのだが、体が小さく、気もあまり強くなかったためか、いじめにあったのだそうだ。そして、朝家を出たのはいいものの、学校には行きたくなく、さりとて学校をサボって遊びまわるような性格でもなかったため、泣きながら「学校に行きたくない」と家に電話をいれ、それで事態が発覚したのだという。その後高校を中退し、世間に出ると自分はまたいじめられるのだという考えにとらわれた彼は引きこもりになってしまった。それから一体どのような苦労があったのかは知らないが、現在彼は、近所のお菓子屋で配達などのアルバイトを行っているそうだ。たかだか月十三万程度の稼ぎにしかならないが、お菓子屋の若旦那(中学時代の二年先輩であるとかなんとか)に可愛がってもらい、なんとか頑張っているようでなによりであると、両親はホッとしているという。
 え~、いじめなんてなあメディアではよく取り上げられるが、こんな身近にもいじめの被害があったのだなあ、とかしみじみ語りたいところなんですが、月十三万の稼ぎで云々という話を聞いたときに、うわあ、現在の俺よりも稼ぎいいなあとか思ってしまたよ。父親の視線もちょっとアレだったし。もう、なんつーか、単純肉体労働でもなんでもいいから、さすがに仕事決めねえとなあホントに。いや、だからってウン十万の布団の訪問販売とか、ウン十万の浄水器の電話営業とかは勘弁してください。(職安や求人情報誌を見ると、その手の募集ばっかりでイヤになります
2004.07.08 01:00 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 日記 | com.gif コメント (0)
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