クルクート事件
あらすじ
「おーい、俺の作ったフリゲ、今公開停止中で再配布も認めてないんだけど、勝手に配らないでくれーい」
「すまんちょ! もうやめるにょ。サイトに謝罪文も載せるにょ」
「配布やめたのはいいけど、4コマギャグ漫画のキャラクターによる対談形式のおちゃらけた謝罪文もどきってどーなのよーう」
「あー? 知るかボケ。ちゃんと謝ってんだろーが」
「誠意が感じられないっつーのよーう。しまいにゃ訴えっぞコラ」
「やれるもんならやってみれ。ウン十万もかけて裁判起こしても、結局得られるのは数万だ~ぜ~? 裁判上等!」
「言ったなコラ。吐いたツバ飲まんとけやぁ。やるっつったらやるからなゴルァ」
「ご、ごめんにょ! やっぱり謝るにょ!」
「よーし、なら今度こそきちんとした謝罪文を書いて、サイトのトップに一定期間載せることー。この条件で許しちゃる」
「おっけー、載せたにょ~」
「って、待てやコラ。速攻トップから外しやがって、いきなり約束破ってんじゃねえかYO! しかもこっちが悪いみたいな扱いになってるじゃねえかYO!」
「だって~、かっこ悪いんだもーん。もうこのやり取りにも疲れたし~。精神的にまいっちんぐって感じぃ~?」
「いやいやいや、精神的に参ってるのはこっちだっつー話ですよおんどりゃ。こっちが被害者でそっちが加害者なんよ? おけ? わかったらもうホントに今度こそちゃんと謝罪すれ。期限決めたから、それまで動きなけりゃホントに訴えっぞ」
「あ、ごめんごめん、メール見てなかったヨ。期限に遅れちゃったけど、ホレ、謝罪文載せとくからいーだろ?」
「もうダメポ。警察が動いてくれるみたいだから、首洗って待ってろヨ」
「はにゃ~ん。ちゃんと謝ったんだし、もう知らネ」
※詳しくは、「クルクート幻想風花 無断再配布事件 経緯とそのまとめ」、「はじめての著作権侵害への対応」をどうぞ。

懐かしのクルクート事件
 ネットの知人との会話中にクルクート事件の話題が出たので、懐かしくなって事件関係のサイトを見てみた。事件については、とりあえず上にかなり大雑把に書いたけども、著作権侵害されたchapter2氏が、侵害をした青木梨氏に謝罪を求めるも誠実な謝罪がなされず、その後こじれにこじれて警察が動くまでに発展してしまったっつー話です。当時わりとリアルタイムで見てたんですが、訴えるとなると時間がかかり、ヲチするにも進展が遅くつまらないためすっかり忘れてましたけども、地味に進展あったみたいねー。この事件の面白いところは、悪いのは間違いなく青木氏であるというのは誰しも理解しているし認めているのだけれど、対応のまずさや、自演疑惑、捏造疑惑、さては「訴えるなど大人げない」という意見もあって、特にヲチ終盤には青木氏に同情する向きが多分にあった、という点でしょうかね。どうせタダで配布してるよーなフリーソフトごときで訴えるなんて大人げない、という意見も結構多かったようですけども、正直これは、一応フリゲ作者の端くれである私などが見ると、散々(色々な)フリーソフトの恩恵にあずかっておきながらその言い草はなんだ、と言いたい気もします。いや、確かに無断配布されて速攻訴えたってえことなら、ちょっとそれはやり過ぎっつーかやっぱ大人げねえよと思ってしまいますが、テキトーに謝っては手の平を返し、なんてのを繰り返された日にゃあ、そら誰だって怒りますわな。そこで訴えるかどうかは人それぞれでしょうけども(俺だったら面倒だからやらない)、それを大人げないとか言って切って捨てるのは、所詮外野の意見とはいえ、あんまりな言い分ではあるまいか。ただ、今回まとめサイトを見て初めて知ったんですが、chapter2氏に対して、捏造疑惑やら自演疑惑とかも出てるのよね。訴えずにネット上でいやがらせをして仕返しをするということであれば、自演だろうが捏造だろうが楽しく拝見する(それもそれでどうかと思うが)ところですが、訴えて云々という話になってるときにゃあちとまずいですわなあ。自演はともかく、捏造の方は、恣意的な引用だのを行っているという点が確かにあるみたいですし。まあそれも程度問題っつーか、個人的にはそんぐらいやっても別にいいんじゃねーのとか無責任に言いたいぐらいなんですけどもね。好きなフリゲを無断配布とかは気持ちわかるし、そんぐらいは別にいーじゃんとか応援したくなるくらい(※ダメです)ですが、注意されてやめたまでは良かったけども、まともに謝罪しないどころか逆に挑発したりするっつーのは、もう救いようがないよね、ホントに。何にせよ、すぐさまどうこういう話ではないんで、しばらくしたらまた覗いてみて、何か楽しげな動きでもあればいいなあと思う次第でありますよ。
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