じゅん、真性でむぱなんですか、ちはる…る
 自称古参氏に紹介されたyukimasa特集をちょこちょこと読んでたんですが……キッツイなあこれ。妄想炸裂ってな感じの日記なんですけども……これ、普通に考えたらネタなんだけど、なんかホントっぽい面も多々あり、2chでも(俺が見た時点まででは)その点に関しては結論は出ていない模様。というより、ネタでもマジでも面白いからまたーりヲチしようぜ、という雰囲気。
 さて、どんな風にキッツイかと言うと、古式氏を上回る妄想っぷりがすげいです。ユッキー(yukimasa氏)はバイト先のかわいい女性(女神)「ちはる」と勝手に脳内恋愛をし、半ストーカー行為に及び、「私彼氏いるんで、勝手にカバン空けてプレゼントを入れたり、帰りに送られたりするの困るんです」と言われても、「そうやって、俺の気持ちを試しているんだね?」と都合良く脳内変換するあたりはもう真性としか言いようがない。しかし、あまりにお約束な真性っぷりなので、ネタっぽくもある。その後、チャット(というかメッセ)で知り合った女性(天使)「じゅん」と十二時間もメッセで語りあったり、チャットHに及んだり(古式氏の名言「ゆーか!!、ゆーかちゃん!!。」を思い出すなあ)するうちに、ちはるとじゅんのどちらを取るべきか悩み始め、ちはるを捨てじゅんを取ることに決めたものの、その後じゅんからの連絡が途絶える。連絡が取れないまま、日記では同棲生活を始めたらどーのこーのと一人で妄想を膨らまし、ついには家族(両親と兄)に「俺、彼女が出来たんだ。今度同棲するんだぜ」と報告をしてしまう。ついでに言うなら役所から婚姻届(用紙)まで貰ってきている。方向性はおかしいが、行動力はあるようだ。しかし、その後も、メールでもメッセでも掲示板でも電話(ユッキーはじゅんに電話番号を伝えている。逆はないが)でもいいからとにかく連絡をくれと日記には書きつづけたものの、じゅんとは連絡が取れず(じゅんのサイトは閉鎖され、メールも戻ってくる状態)、日記上でユッキーはじゅんを疑い始める。俺たちはあんなに愛し合っていたのにとか、あれだけ尽くしたのにとか、プレゼントも渡したのに(総額十一万円にもなるプレゼントを購入はしたが、メッセで話しただけなので、当然渡してはいない。ついでに言うなら会ったことも電話などで話したこともない)とか、これって詐欺だよねとか言い出す始末。ちなみに、突撃した2ちゃんねらが正体だろうと思っていたのだが、じゅんの中の人は結局あらわれないままであった。普通なら、さすがにここらへんで「俺は嫌われたんだ、捨てられたんだ」とか、「騙されていたんだ」と気づきそうなもんですが、我らがユッキーは普通ではないのでその斜め上をいきます。ある日、プレステの電源が入らなくなったことや、電話中に音が途切れることに気が付いたユッキーは、誰かが謎の電気を発して自分とじゅんの間を妨害していると思い込むのでありました。つまり、じゅんは自分に連絡を取ろうとしているが、謎の集団(スパーハカー?)がメールを盗んだり、妨害電波を出して電話を通じないようにしたりして、妨害していると考えたわけですね。ただの故障だとか、トラック無線の影響だとか、そんなことは微塵も考えません。そして、日記上でじゅんを疑ったことを謝罪し、自分の恋路の邪魔をする謎の悪の集団と対決することを誓うのでありました。って、なんか小説か何かのあらすじ書いてるみたいになってきましたが、古式氏のときみたいに完成されたまとめサイトがないんでしょうがない。クソ。えーと、盗聴を疑ってみたり、尾行・監視されていると思い込んで、罪のない一般人を追いかけて問題を起こし、警察沙汰になって、保証人として兄に来てもらったりとかしているうちに、氏の考えるところの悪の本拠地である2chを発見し、対決すると称して2chのネトヲチ板に降臨して、言いたいことだけを書き込んで、さらには自作自演の協力者書き込みをして、全部ID一緒でバレバレなのを指摘されても、偶然同じ数字なだけと言い放ち、結局ヲチャの質問には一切答えずに去ってゆき、その後の日記では「口ほどにもねえヤツラだぜ。俺一人の完全勝利だ」と勝利宣言。いや、一人ってあなた、協力者はどうなったんですか。自作自演だけどな。そして、「じゅん、もう安心していいよ。何も心配することはないんだ。キミのナイトが迎えに行くからね」みたいな内容の日記を書いて、あげくに一緒に温泉旅行をしようと言い出し、ホントに予約して、旅行の準備を始めてしまう。念のために書いておきますが、ユッキーはじゅんとネットを介して文字による会話(チャットHで愛し合ったりもしていたようですが。うへえ)をしたことがあるだけで、直接会ったことはもちろん、電話やボイスチャットなどで直接話したことすらありませんし、一度連絡が途絶えてからは一切交流がありません。掲示板やメールで、じゅんという名前の書き込みなどはあったようですが、自分に都合の悪い内容だったので、すべて偽者と決め付けます。そして、非通知で女性から電話があり、罵倒されたそうですが、これも当然じゅんだとは考えません(掲示板の書き込みなどのいくつかは本当に偽者だったんだろうとは思いますけどね)。我々が普通に考えたら、ユッキーのあまりのキモさに連絡を取ることをやめたじゅんが、「日記に私のことを書くのはもうやめてくれ」と素直に訴えていたのだと思うのですが、今でも深く愛し合っていると妄想炸裂なユッキーはそんなことを考えもしません。そして連絡もとれていないのに、うきうきわくわくしながら旅行の準備にいそしむユッキーの元に、異常に気が付いた兄貴がやってきて、実家に連れ帰っていきます。その後、週一でカウンセラの元に通うことになったり、派遣会社に登録しての派遣先でトンデモ派遣社員ぶりを見せつけてくれたり、あんなに愛してる愛してる書いてたくせに、ホントはじゅんのことなんか大して好きじゃなかったしね、みたいに強がってみせたり、ネトゲにはまって次の女神だか天使だか妖精だかを見つけたりと、読者を飽きさせない展開が続いていきます。
 大体そんな感じの内容なんですが、2chのスレと並行して読み進めると、あまりの量に泣きたくなります。なんせ、場合によっては一つのスレ(最大書き込み件数が1000件)が一日で埋まってしまうという驚異の進行速度なんですわ。まあ全部読む必要はないんだけど、面白いところを見逃してしまうのも悔しいしなあ。誰かまとめサイト作ってくれないかしら。いや、一応あるんだけど、まだ全然完成にはほど遠く、かつまとめたものが概略的すぎてちと面白味に欠けるのよね。古式氏のまとめサイトをまねてくれるといいんだけど。日記はまだ続いていて、俺は過去の日記すらまだ全部読んでない状態なんですけど、さすがに疲れたっつーか、そろそろ限界っぽい。しばらくして、また読む気が出てきたら読もうかなあ。古式氏のまとめサイトを気に入ったからといって、気軽に手を出すと火傷するんで、これから読もうって人は注意した方がよろしいかと。つーか、ホントにネタなのか真性なのか……。途中までだけど、一応それなりに読んだ俺としては、ネタっぽいけど実は真性だろ、と思ってます。もしこれがネタだったら、絶望の世界(創作日記小説……って、閉鎖されてるヨ!?)を超える作品ですよ。もう天才だね。
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