三日坊主日記【酔生夢死】

　先日久々にワンピースのTVアニメを見てみたら、空島編もそろそろ大詰めって辺りまで進んでました。ちなみに、本誌連載では空島編が終わり、次の話が始まったばかりってところなんで、この調子ではそろそろ追いついてしまいそうです。そこで、アニメでは今後どうやって引き伸ばしていくのかを予想したいと思います。
　ルフィとエネルの対決時、ルフィが「ゴムゴムの～」とか言いながら腕をぐるぐる回し始めます。そうすると、ルフィの気に反応して地震が起ります。空島にいるみんなが「こ、これは……？」とか言ってる間にかなり時間を稼げます。次に、サンジが「スカウターの数値が！？」とか言います。サンジの隠れた片目にはスカウターが装備されてます。で、ピコピコピコーとか数字が動いた後、スカウターが壊れます。これだけで一回分稼げますね。
　次の回では、ルフィがまだ腕をまわしてます。「この一撃で決めてやるんじゃぜ」とか、「そんなん軽くかわしてやるんじゃぜヤハハハハハ無駄無駄無駄ァ！　ウリリリリリリィィイイイ！」とか会話をして、さすがにそろそろパンチ打つだろ思った頃、場面はドーン島のフーシャ村（ルフィの出身地らしい）に移ります。その酒場内でマキノさんと村長さんが、「あの子今ごろどうしてるのかしら」「ふん、とっくに野たれ死んどるわい」「村長さんったら、ホントは心配してるくせに」とか、お約束な会話をしたりします。場面は対決に戻り、まだ腕を回してるルフィと、何故かずっと待っているエネル。そして手に汗握って見守るクルーたちと、やっぱりアタフタしてる空島の住民たちを描き、またしても場面は移って今度は、まあ誰でもいいけど今まで出てきた人たちがちょこっと出てきてルフィを心配したりしなかったりするのです。
　次の回、前半はやっぱり前回と同じ手法で引き伸ばして、後半冒頭で「ゴムゴムのドライブシュート！」とようやくパンチを放ちます。ルフィの腕はぐんぐん伸びていきます。地平線に向かって。余裕かましていたエネルですが、どうやらいつのまにやら5Kmほど後退していたようです。腕はぐんぐん伸びていきますが、まだまだエネルは見えてきません。ゾロ辺りが「これで決まるっ！」とか言ったりして、ウソップとかチョッパーとかナミは「行けー！」とか叫んだり観客風に騒いだりしてます。ロビンは解説者風に解説をしたりしてます。で、地平線の向こうからゴールポストを背にしたエネルの姿がようやく見えてきて、「くっ、速い……っ！　だが、かわせるっ！」とかセリフが入って終了。次回へ。
　次の回の前半は、前回のラスト辺りをからめて、エネルがかわそうと動き始める辺りまでを描きます。ほとんどスローモーションの世界ですが、セリフだけは普通に流れます。後半、エネルのわきをすり抜けたルフィの腕は、ゴールポストに当たって跳ね返ります。ルフィ含め、クルーの皆が驚愕の表情をします。しかし、跳ね返った腕の先には、蹴りの姿勢（もちろんオーバーヘッド）のまま空中に留まるサンジの姿が。またしても驚愕の表情をする皆。で、サンジが（直接エネルを蹴れないから）ルフィの腕を蹴り飛ばし、それがエネルに当たって大ダメージ。
　どうですか。たった一撃を入れるのに、四週分も伸ばせますよ。もうこれしかないでしょう。むしろこの展開がなかったら驚くね。まあなんつーの、引き伸ばしなら俺に任せとけっつーのガハハハハ。
　え～と、まあ冗談はさておき、空島編の後は普通にアニメオリジナルエピソードが入ります。ええ、そりゃもう当然ですよ。