三日坊主日記【酔生夢死】

　バックミュージック代わりにテレビを流していたところ、おしゃれがどうのこうのという番組をやっていた。それを観ていて思ったのだが、おしゃれというのは高いもんを身に付ければいいということなんじゃろか？　そりゃまあ無意味に高いわけでなく、ブランドもんだのはデザイン等がすげいからこそ高いのであって、おしゃれと無関係ではあるまいが、それにしても、ウン十万、ウン百万なんぞという服だのアクセサリーだのを前面に押し出されてもしゃあないんじゃないかしらん。もっとこう、なんつーか、庶民レベルの話をしてくれよと言いたい。……つっても、おされに興味もなく、そのなんたるかも知りやしない人間が言っても説得力がないわけですけども。
　そういや、グッチとか祐三とかなんとかいうブランドもんのバッグ、あんなクソ高いもん普通買えんだろとか思ってたんですが、道行く女性を見ていると結構持ってるもんですなあ。パチもんかもしれませんが、まあ外見さえ同じなら問題ないっしょ。安いし。っつーか、バッグ一つで五万だの十万だのって、自爆装置でもついてんのかよと言いたくなるような値段ですな。見た感じ、五、六千円くらいのバッグと大差なさそうに見えるんだけどねえ。ウン十万の服？　防弾効果でもあんのかよ。なあマルコビッチ。
　ちなみに、俺が買ったことのある身に付けるもんで一番高価なもんは、とんび（四万）だな、多分。それですら団長の思いで買ったというのにウォオオオオーーーーッス。