三日坊主日記【酔生夢死】

　車イスで合気道をやるってな映画。正直、馬鹿映画だと思って観たんですが、真面目に作ってあってビックリ。なんでも車イスで合気道ってのは実際にそげな人がいるそうで、モデルがいるだけに（少なくとも俺のような何も知らない人にとっては）リアルさが感じられて良い。
　ボクシングをやってた青年が事故って下半身不随になり、やけっぱちになって荒れていたところで出会ったのが合気道。合気道の演舞で、座った姿勢、さては寝っころがった姿勢からでも大勢をきりきり舞いさせるところを見て、合気道を始めることに。で、チンピラにボコボコにされて車イスじゃどんなに頑張っても勝てねえよとか悩んだり、解決策を見出して修行に励んだりして、最後はきっちりと見せ場を作ってエンドという、意外性はないけどもお手本通りのストーリー展開で、安心してみれる映画ですぃた。主人公のみならず、師匠にも見せ場があったりして、その場その場のノリで押し切るような映画とは違って、しっかりと作ってあることを感じさせてくれるいい映画です。多分。機会あらば観てみてはどうかと。