吸血鬼ドラキュラ
 ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」再読完了。
 どうも最近の派手な内容の小説に毒されているらしく、ラスト辺りがやはり地味だなあと思ってしまったが、それでも十分に楽しめた。
 最近こういった古い小説を読んで思うのは、コストパフォーマンスに優れているなあということだ。スニーカーだの電撃だののライトノベル(と呼称しておく)は、もちろん面白いものも多くあるわけだが、値段に比べて文章量があまりにも少ない。ヘタをすれば一時間で読み終わってしまうほどだ。派手なシーンなどはよく描いてあるが、その分他の部分が薄くなり、結果として、話の筋を追うので精一杯の作品になってしまう。それでも色々なことを描こうとすると、一冊ですむような内容が二冊三冊と無駄に長くなる。複数になると、購入費用がかかるのも問題だが、なにより置き場所に困るのが泣ける。
 まあライトノベルのような文体(というべきか?)にも利点はあるわけで、スピード感のあるシーンなどには非常に向いているといえるだろう。
 む、何を書きたかったのか忘れてしまった。ええと、ドラキュラはやっぱり面白かったので、未読者は読んどけ、ということかな。古本屋とかいけば置いてるっしょ。
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