小説版 レイジングループ
 ケムコのADV「レイジングループ」。さて、そもそもどこでその存在を知ったんだったか忘れてしまいましたけども、確か、スマホで何かテキトーな読み物系のゲームを探していて目に止まったんだった、ような気がする。人狼を題材にしたホラー作品ってことで、なんか面白そうだと思ってフリー版を試してみたら、仄かな期待を遥かに超えて面白かったのでプレミアムセット(1,600円)を購入して、当時夢中になってプレイした記憶があります。後にPC版(Steam版 3,000円)が出たことを知り、これまた購入してやっぱ面白いなあと思いながら再度プレイしました。
 最近、そういやそんなゲームあったなあとふと思い出して軽く検索したところ、小説版が出ていることを知りました。ゲームのノベライズなんてのは高い確率でハズレなもんですが、元々がADVだし、元々のゲームのシナリオライター(amphibian氏)が書いてる小説らしいので、こりゃあ大ハズレってことはなさそうだってことで電書を購入した……んですけども。えー、まあ、内容にはさほど不満はないです。ゲームの内容がうろ覚えだったこともあって普通に楽しめました。ゲームを先にやっていないと(恐らく)やや混乱するであろう部分がいくつかあったのはちょっと気になったかな。あとは、誰の発言かわかりにくい箇所が結構多かったのが一番の不満点ですかね。まあ多人数が一堂に会して話し合いをするので、その辺に気を使いすぎるとページがいくらあっても足らないとか、テンポが悪いとか、そんな羽目になりそうなので仕方がない、と思うことにしておきます。
 今回一番言いたかったのは、値段なんですよね。一冊1,500円で全7冊。10,500円ですよ奥さん。実本(紙媒体本)ならね、ハードカバーとか判型が大きいとか、まあ色々と理由があってそれなりの値段になるのもわかるんですが、電書に関係ないよなあ、と思ってしまう。まあ、電書だからって極端に安くしたら採算が合わないとか、色々と事情があるんでしょうからあまりうるさくは言いたくないんですけども、少しくらいは安くしたっていーんじゃないの、ぐらいは言いたい。大体、ゲームの方なんて小説版と同じくらいのテキストがあって、背景画像やら立ち絵やら一枚絵やらが大量にあって、音楽や効果音があって、ボイスまでついて、小説とは関わる人数も段違いなのに3,000円ですよ? って、これはもう本が高いんじゃなくて、ゲームが安すぎるのか? なんだこのコスパの良さ。何故こんなにも差が付くのか。捌ける本数の違い、か? う~ん、まあわからんので、話をぶん投げてとにかく結論としては、レイジングループは面白いので未見の人はとりあえずゲームを買っちゃえYO! ということですかね。小説は……ゲームの内容を忘れかけた頃に読むと、いいのかもしれない。もう少し安ければね。安ければね!
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