龍泉洞
 岩手の岩泉にある龍泉洞という鍾乳洞に行ってまいりました。龍泉洞は日本三大鍾乳洞で、残りの二つは高知県の龍河洞、山口県の秋芳洞だそうです。龍泉洞には私の住んでいる仙台から行ったんですが、いやあ、遠かった。距離としては250kmぐらいで、罹災証明書で高速タダ乗り出来るから楽勝だろと甘くみてたんですけども、高速降りてから下の道を90km近く走らなきゃあいけないのを失念していましたよ。出発前は2時間半もありゃ着くだろとか、今にして思えばふざけた事と言うか頭のおかしい事を考えてたんですが、結局片道4時間はかかりましたね。行き当たりばったりで行動しちゃあいかんですな。
 で、龍泉洞なんですが、えーと、まあ、地底湖はなんか凄い感じでしたね、うん。世界でも有数の透明度を誇るとかなんとかいう売り文句も納得の美しさでございましたよ。写真も撮りはしたんですが、洞内はある程度ライトアップされてるとは言え薄暗い状態のため、真っ暗だったりフラッシュの光が届く範囲だけが妙に不気味に写っていたりするだけの写真になってしまったので貼り付けはしません。google先生に龍泉洞とお聞きすれば、キレーな青色の地底湖の写真が見れるので興味あったら検索してみて下さい。
 地底湖は素晴らしいんですけども、鍾乳石だのはなんだかパっとしない印象でした。まあ地底湖も含めて鍾乳洞なんでしょうけんども、鍾乳石だとか石筍だとかは、学生の頃に行った福島のあぶくま洞の方が凄かった、ような記憶が。うろ覚えですけども。あぶくま洞は原発事故の影響は大丈夫なんかな。機会があったら比較のためにあぶくま洞にもまた行ってみたいところです。
 龍泉洞で一番驚いたのは、鍾乳石や地底湖ではなく、観光地としての寂れ具合です。潰れた宿や土産物屋の建物が不気味な廃墟と化してますし(※営業してる食堂や土産物屋もあります)、わりと広めの無料駐車場があっても、簡単に数え切れそうな数の車がまばらに停まっているだけ。日曜日の昼時だというのに、これもまた広めの数十組の客が入れそうな食堂も、数人の客がいるだけってのは寂しすぎです。現地に二時間くらいはいたんですが、その間に見かけた他の客って、多分三十人もいませんでしたよ。家族連れが何組かと、何組かのカポー様、あとはバイク乗りの兄ちゃん達くらい、でしたかねえ。鍾乳洞ってのはこんなもんなんですかね。まあ洞内は結構狭い所もあって団体で見学するのはちと難しい面もあるでしょうし、ねぃ……。
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