三日坊主日記【酔生夢死】

　忘年会ってものを初めて経験。まあただの飲み会なんだけども。
　ウチの会社に、さっさと辞めてくれねえかなあと皆が思っている営業の平（ヒラ）社員がいまして、ほとんど喋ったことがなかったので噂のみしか知らなかったのですが、忘年会のときの彼は、噂以上でした。
　ぶつぶつ独り言を言う、たまにデカイ声で意味不明のことを言う、（冗談として意図的にやるのではなく）上座にふんぞりかえって座る、知恵遅れ並に表情の変化が多彩、たまに意味不明にくわっと目を見開いて不気味、誰も聞いていないのにうろ覚えの知識を偉そうに披露する、場の空気を読まずに頭にネクタイを巻いて踊りながら歌を歌う、etc...
　他にも色々あるんですが、皆の一致した見解としては、「あいつは頭がおかしい」ということですな。そういや、彼の隣に妙齢の女子社員がいるんですが、昼休みなんかに、正面ではなく何故か彼女の方に向かってふんぞりかえって座って、彼女の方を凝視しているんだそうで。彼女曰く、自分を見ているのかどうなのかはわからないが、怖くてとても確かめられない、目が合ったら何をされるかわからないとのこと。社長も、「THU君、あいつをなんとかしてくれ」とか言ってるし。いや、あんたがなんとかしなさいよ。社長でしょうが。
　前同じ会社にいたという社員に聞いたところでは、前いた会社では机の上に正座させられて灰皿を投げつけられたりしていたらしい。で、研修期間が終わると同時に速攻クビになるため、色々な会社を渡り歩いているとのこと。ウチはそういった体罰めいたことはしないからなあ（っていうか普通しないっしょ？）。なんとかネチネチいじめて追い出して欲しいもんだ（それはそれで酷いが、彼に関しては同情の気持ちなんぞ皆無です）。絶対関わりたくない人種です。