パシフィック・リム

 映画「パシフィック・リム」、いやあ、実に良かったですね。期待して見たら期待通りに面白かった映画ってのは久々かもしれません。期待を大きく上回ったとか、最高傑作だ、とかまでは言いませんけどもね。それでも、DVDレンタルばかりだったところを十数年ぶりに映画館に見に行った甲斐は十分にありました。
 どんな映画かっつーと、実写の巨大ロボット物です。何か謎の怪獣が襲ってくるんで、巨大ロボット作って戦うんじゃぜーと言う単純極まりない設定で、巨大ロボットとか怪獣とかにまったく興味のない層ガン無視なところがナイスです。物語の展開上必要な葛藤だのは一応ありますが、人間ドラマ、恋愛要素だのを極力排除していて清々しい。話の展開も日本のロボットアニメやハリウッド映画の大作に見られるお約束を守って堅実に作られており、見ていて安心感さえ覚えます。驚愕のオチが待ってる映画もいいですが、やはり王道展開の映画があってこそですよね。
 巨大ロボと巨大怪獣がド派手にガッツンガッツンぶん殴り合う映画と聞いてちょっとでも興味を持った未見の方は、是非とも見て頂きたいですね。ただし、全くもって一般受けはしない……んじゃないかなあ。私は役者のことはよく知らないんですが、客寄せになるような有名な俳優は出ていないらしいですし、恋愛要素(笑)もありませんしね。とにかく巨大ロボと巨大怪獣のド派手な戦闘、そして王道展開、これに尽きます。

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