DS ひぐらし

 DS版のひぐらし全四本を終えました。「ひぐらしのなく頃に」ってのは、同人のホラー風と言うかミステリ風のサウンドノベルで、元のPC版が話題になっていた頃から勧められたりはしてたんですが、これまでまったく手をつけておらず、今回が初プレイでした。今更ひぐらしかよ、と思われるかもしれませんが、DS版ひぐらしの第四巻(最終巻)が出たのが二月末くらいなんですよね。最後まで出たらやろうと思って残しておいたわけです。
 で、感想なんですけども……微妙、かなあ。謎が提示されていく辺りは、確かに当時謎解き議論が白熱したのもわかるなあって感じなんです。冗長で推敲の足りない文章も、最初のうちは勢いがあって大して気にはならないんですよ。しかし、オチと言うか謎の解決編がねえ、その、そりゃねーだろっつーか、謎が解けるたびにどんどんどうでもよくなってきて、最後らへんは読むのが苦痛になってしまうという。ミステリ的な謎解きを期待しているとがっかりするんですが、かといって謎解きとして考えないで読むには力量不足に過ぎる感があって、にんともかんとも。DSの第一巻だけなら、安く買えるかもしくは誰かから借りれるならオススメしてもいいぐらいですが、それ以降はかなり微妙ってとこですかなあ。
 ひぐらしがどんなんか知りたいだけなら、アニメを見るのがいいのかもしれないです。アニメはまだ第一期の途中までしか見てませんが、原作の冗長さがないので見やすくていいです。その分、アニメがひぐらし初見の場合には端折り過ぎていて物足りなく感じるかもしれませんが、その時には原作なり漫画なり小説なりを試せばいーんじゃないのかなーと。漫画版と小説版がどうなのかは知りませんけども。漫画版は機会があったら読んでみるのもいいかなーとは思いますが、小説版はねえ……。サウンドノベル(原作)は絵と音があるので勢いで押し切れる部分が多いんですが、小説にするとなると、まあ書き直すのは当然としても、小説として読めるものになってるのかどうか激しく不安ですね。いや、まあ小説版は読む機会ないでしょうからどうでもいいんですが。

コメント

  1. hog_emon より:

     あれはリアルタイムで前半を読んでた頃は、まあ、結構楽しみだったりしたんですよ。で、最後の方は、死に水はとってやるぜ的な気分で読んでました。
     あと、PC版は同人ソフトとして低価格で買えたのも大きかったですね。おかげて大抵の事は大目に見ることができたし、時間さえ気にしなければ値段なりの内容かな、とか、自分自身に言い訳も立ちましたし(笑)
     ひとかどの商品として、しかもゲーム機に移植で、ということなら、THUさんの言うことも、もっともだと思います。……一言何か言い返しておきたいけど、特に言いたいこともないってのが、今の正直な気持ちでしょうか。
     あの真相と最終話はネーヨってのは、私も思いましたしね。

  2. 猫魂(管理人) より:

     いやあ、勧められてから一体何年経ったんだっつー話ですが、ようやくプレイしましてね。最初の方は確かに面白くて、ああ、当時盛り上がったのも頷けるなあと思いながらやってましたよ。後半は、まあ、その、ねえ?
     でもまあ、前半のワクテカ感は半端ないものがあったので、別にプレイして後悔するというほどではなかったでぃすよ。勧められたときはまだ完結してなかった(最後まで出てなかった)わけですしね。

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