山男〜にゃ惚れるなよ〜♪
山男に「何故山に登るのか?」と尋ねると、「そこに山があるからだ」と答えると言います。同様に、強姦魔に「何故女を犯すのか?」と尋ねれば、「そこに女がいるからだ」と答えることでしょう。両者共に自分の好きなことをやっているに過ぎないのです。しかし、山男が成し遂げた偉業を褒め称えられることはあっても、強姦魔が過去に例のない人数を強姦したところで誰も誉めてはくれないどころか、犯罪者として捕まってしまうことさえあるのです。この両者の隔たりは一体どこに存在するのでしょうか。
おっと、ご挨拶が遅れました。どうもみなさん、毎度おなじみのスミレです。毎度おなじみと言えば、最近そう言ってやってくるちり紙交換も少なくなって少し寂しいですね。え? 山男と強姦魔ですか? そりゃあ強姦は犯罪だってことくらい小学生でも知ってますよ。あまり馬鹿なことを聞かないで下さい。
今日は私の友人である☆氏が私に語ってくれたことをみなさんにもご紹介したいと思います。彼は論文にまとめたりすることはあまり好きではないようですが、なかなかに面白い発想をする人間で、常々彼の考えを発表する機会があればなあと思っておりました。そんな時、しばらくぶりに再会した彼が私の研究室で私と学生達を相手に適当に喋くって行ったのですが、その話を助手のヒデ丸君が録音しておいてくれたので、それを紹介したいと思います。
「ボクテキ統計学」 ☆
本来、無能な猿である我々人間は、統計により物事を判断してきた。よーするに、それまでの経験から次に起こることを予想してきたわけである。ちゅうことは、我々は人類数千年の膨大なデータ(統計学で言うサンプル)があるわけで、現代人はもう未来のことは予測しまくりで頭よすぎと思われる。その膨大なデータによる統計結果の集大成が「一般常識」であり、これに従ってればもう幸せ間違いなし……。
最初の方でも言ったけど、人間が物事を判断するときは統計によって行うのがもっとも信頼性があるんだね。でも、統計するときはデータが最重要なの。間違ったデータを元にしたら、出てくる結論は確実に間違ってるからね。自分が生まれる前までのデータはすべて嘘だから論外。んなもん、穴掘って埋めちゃえってかんぢ。当然、人から聞いたってのもだめ。親とか先生とかが言ってる事って矛盾だらけでしょ? あれって、本人もそのことにうすうす気づいてはいるんだけど、教育ってのはこうぢゃなきゃいけないんだっていう「一般常識」に縛られてるから、そんなことしか言えないんだよね。自分より歳とってる人のほうが正しいことを言うなんてのも思いこみもいいとこ。だって、間違ったデータを元にしてるかもしれないんだもん。そんなもん信じられないよね。
そう、直感と神の啓示!!
間違いのないデータから導かれる結論と直感、これだけでもかなり信憑性が高いのにさらに、神のけいぢ!! 判断を間違うわけがない!! |
ええと、何と言ったらいいか、馬鹿ですね。言うに事欠いて神の啓示ですよ? もう正気の沙汰じゃないですね。今度会ったらキノコと一緒に穴掘って埋めておきますから許してやって下さい。
それではみなさん、科学する心を忘れずに。