どうもみなさん、お久しぶりです。
最近公開された映画、「ゴジラ対北朝鮮」は見ましたか? 暴れるゴジラにマスゲームで対抗する、偉大なる指導者金日成(キム・イルソン)。最後には核を使用するという壮絶な死闘のはずなのですが、はっきり言って駄作でした。もうこれ以上語りたくないです。見に行くのは止めたほうがいいですよ。
さて、前回に引き続き、河村宏治氏の論文をご紹介しましょう。今回は前回とはがらりと変わって生物学の分野です。彼にかかれば分野の違いなどは波動拳の前のザンギエフのようなものです。
「キリンはなんのために生きているか?」 河村宏治 1. はじめに
キリンとは、アフリカ大陸に広く分布する哺乳類である。特徴としては、黄色ベースの体と黒い班、そして長い首である。ゾウやライオンと並び、ポピュラーな動物であると言えるだろう。 2. キリンの行動の分析 キリンの行動に限らず、動物の行動には本能的な部分と理性的な部分に分かれる。動物学における代表的分析法「分解統合法」(民明書房刊「動物のひみつ」より)を使ってキリンの行動について分析してみよう。 2-1. 本能的部分の分析
キリンに限らず、動物の本能は大きく二つに分けられる。生存本能と生殖本能である。生殖本能においては、キリンも他の動物と同様であるために割愛する。 2-1-1. キリンの食生活 最新の情報によると、キリンは肉食動物であると言われる。主に食料となるのはウサギやネズミなどの小型草食動物である。しかし、キリンの口元はいつも清潔で、肉食動物に多く見られる血に濡れた口元でいるということはまずないと言っていいだろう。この事から、キリンは相当なキレイ好きあるという事が予想される。 2-1-2. キリンと睡眠について 次に、キリンの睡眠について考えてみようと思う。キリンの特徴としてあげられる点として、首が長いという点がある。また、四本足の動物の睡眠時の姿勢の一般的な形として、すべての足を折りたたんで伏せるような姿勢があり、キリンもまた同様である。この二つの点を総合すると、キリンの睡眠時の姿勢はツライという事がわかる。伏せて寝ようとしても、長い首のせいで頭の位置を決めるのが難しく、相当に寝苦しいと思われる。つまり、キリンは一般的に睡眠不足であると言えるのである。 2-2. キリンの理性的部分の分析
キリンにしろ人間にしろ、理性的な部分は目にでるというのは一般的な見解である。キリンの目には白い部分がない。従って、どこを見ているのか全く不明である。そこで、キリンの理性的な部分は他の部分から予想するしかない。そこで、その対象となりうるのが、キリンの”角”である。 3. まとめ
今までの分析の結果、キリンは「神経質」で、「寝不足」、そして「激怒している」という事が分かった。これらの事から、次のようにキリンの生きている理由が予想できる。 |
いやあ、大変勉強になりますね。機会があったらまた何か書いて欲しいものです。
次回は「マッハで静止する男」です。お楽しみに。
それではみなさん、科学する心を忘れずに。