ああ言えばこう言う
(ああいえばこういう)
愛縁奇縁
(あいえんきえん)
逢縁機縁
(あいえんきえん)
合縁奇縁
(あいえんきえん)
相縁奇縁
(あいえんきえん)
愛及屋烏
(あいきゅうおくう)
哀鴻遍野
(あいこうへんや)
相碁井目
(あいごせいもく)
挨拶は時の氏神
(あいさつはときのうじがみ)
愛執染着
(あいしゅうぜんちゃく)
愛想も小想も尽き果てる
(あいそもこそもつきはてる)
開いた口には戸はたたぬ
(あいたくちにはとはたたぬ)
愛多憎生
(あいたぞうせい)
相手変われど主変わらず
(あいてかわれどぬしかわらず)
相手のない喧嘩はできぬ
(あいてのないけんかはできぬ)
愛別離苦
(あいべつりく)
曖昧模糊
(あいまいもこ)
会うは別れの始め
(あうはわかれのはじめ)
阿吽二字
(あうんにじ)
阿吽の呼吸
(あうんのこきゅう)
仰いで天に愧じず
(あおいでてんにはじず)
青い鳥
(あおいとり)
青柿が熟柿弔う
(あおがきがじゅくしとむらう)
青菜に塩
(あおなにしお)
青は藍より出でて藍より青し
(あおはあいよりいでてあいよりあおし)
明るけりゃ月夜だと思う
(あかるけりゃつきよだとおもう)
秋風が立つ
(あきかぜがたつ)
空樽は音が高い
(あきだるはおとがたかい)
商い三年
(あきないさんねん)
商いは数でこなせ
(あきないはかずでこなせ)
秋茄子は嫁に食わすな
(あきなすはよめにくわすな)
秋の扇
(あきのおうぎ)
秋の鹿は笛に寄る
(あきのしかはふえによる)
秋の日は釣瓶落とし
(あきのひはつるべおとし)
秋葉山から火事
(あきばさんからかじ)
諦めは心の養生
(あきらめはこころのようじょう)
商人の空誓文
(あきんどのそらせいもん)
悪縁契り深し
(あくえんちぎりふかし)
悪逆無道
(あくぎゃくむどう)
悪妻は百年の不作
(あくさいはひゃくねんのふさく)
悪事千里
(あくじせんり)
悪事千里を走る
(あくじせんりをはしる)
悪女の深情け
(あくじょのふかなさけ)
悪戦苦闘
(あくせんくとう)
悪銭身につかず
(あくせんみにつかず)
悪人正機
(あくにんしょうき)
悪の報いは針の先
(あくのむくいははりのさき)
握髪吐哺
(あくはつとほ)
悪婦破家
(あくふはか)
悪木盗泉
(あくぼくとうせん)
揚句の果て
(あげくのはて)
開けて悔しい玉手箱
(あけてくやしいたまてばこ)
阿衡の佐
(あこうのさ)
阿漕が浦に引く網
(あこぎがうらにひくあみ)
朝雨女の腕まくり
(あさあめおんなのうでまくり)
浅い川も深く渡れ
(あさいかわもふかくわたれ)
朝起きは三文の得
(あさおきはさんもんのとく)
朝顔の花一時
(あさがおのはなひととき)
浅瀬に仇波
(あさせにあだなみ)
朝題目に宵念仏
(あさだいもくによいねんぶつ)
麻の中の蓬
(あさのなかのよもぎ)
朝腹に茶漬け
(あさばらにちゃづけ)
薊の花も一盛り
(あざみのはなもひとさかり)
朝飯前
(あさめしまえ)
足が地に着かない
(あしがちにつかない)
足が付く
(あしがつく)
足が出る
(あしがでる)
足が早い
(あしがはやい)
朝に紅顔ありて夕べに白骨となる
(あしたにこうがんありてゆうべにはっこつとなる)
朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり
(あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり)
明日は明日の風が吹く
(あしたはあしたのかぜがふく)
足の便が悪い
(あしのべんがわるい)
足元から鳥が飛び立つ
(あしもとからとりがとびたつ)
足元に火がつく
(あしもとにひがつく)
足元を見る
(あしもとをみる)
阿修羅道
(あしゅらどう)
足を洗う
(あしをあらう)
足を奪う
(あしをうばう)
足を抜く
(あしをぬく)
足を引っ張る
(あしをひっぱる)
足を向ける
(あしをむける)
明日ありと思う心の仇桜
(あすありとおもうこころのあだざくら)
飛鳥川の淵瀬
(あすかがわのふちせ)
明日のことは明日みずからが思い煩う
(あすのことはあすみずからがおもいわずらう)
明日の百より今日の五十
(あすのひゃくよりきょうのごじゅう)
東男に京女
(あずまおとこにきょうおんな)
畦から行くも田から行くも同じ
(あぜからいくもたからいくもおなじ)
当たって砕けろ
(あたってくだけろ)
寇に兵を藉し盗に糧を齎す
(あだにへいをかしとうにかてをもたらす)
徒花に実は生らぬ
(あだばなにみはならぬ)
頭が上がらない
(あたまがあがらない)
頭隠して尻隠さず
(あたまかくしてしりかくさず)
頭から水を掛けられたよう
(あたまからみずをかけられたよう)
頭から湯気を立てる
(あたまからゆげをたてる)
頭に来る
(あたまにくる)
頭の上の蝿を追え
(あたまのうえのはえをおえ)
頭の黒い鼠
(あたまのくろいねずみ)
頭のてっぺんから足の爪先まで
(あたまのてっぺんからあしのつまさきまで)
頭を突っ込む
(あたまをつっこむ)
頭をはねる
(あたまをはねる)
頭を擡げる
(あたまをもたげる)
仇も情けも我が身より出る
(あだもなさけもわがみよりでる)
新しい酒は新しい皮袋に盛れ
(あたらしいさけはあたらしいかわぶくろにもれ)
中らずと雖も遠からず
(あたらずといえどもとおからず)
当たるも八卦当たらぬも八卦
(あたるもはっけあたらぬもはっけ)
仇を恩にして報じる
(あだをおんにしてほうじる)
あちらを立てればこちらが立たぬ
(あちらをたてればこちらがたたぬ)
悪貨は良貨を駆逐する
(あっかはりょうかをくちくする)
悪口雑言
(あっこうぞうごん)
暑さ寒さも彼岸まで
(あつささむさもひがんまで)
暑さ忘れれば陰忘れる
(あつさわすれればかげわすれる)
あっても苦労なくても苦労
(あってもくろうなくてもくろう)
羹に懲りて膾を吹く
(あつものにこりてなますをふく)
当て事は向こうから外れる
(あてごとはむこうからはずれる)
後足で砂をかける
(あとあしですなをかける)
後の雁が先になる
(あとのかりがさきになる)
後の祭り
(あとのまつり)
後は野となれ山となれ
(あとはのとなれやまとなれ)
穴があれば入りたい
(あながはいりたい)
穴の貉を値段する
(あなのむじなをねだんする)
姉女房は身代の薬
(あねにょうぼうはしんだいのくすり)
痘痕も靨
(あばたもえくぼ)
阿鼻叫喚
(あびきょうかん)
危ない橋を渡る
(あぶないはしをわたる)
虻蜂取らず
(あぶはちとらず)
脂に画き氷に鏤む
(あぶらにえがきこおりにちりばむ)
油に水
(あぶらにみず)
雨垂れ石を穿つ
(あまだれいしをうがつ)
余り物に福がある
(あまりものにふくがある)
阿弥陀も銭で光る
(あみだもぜにでひかる)
網呑舟の魚を漏らす
(あみどんしゅうのうおをもらす)
蛙鳴蝉噪
(あめいせんそう)
雨晴れて笠を忘る
(あめはれてかさをわする)
雨降って地固まる
(あめふってじかたまる)
飴をしゃぶらせる
(あめをしゃぶらせる)
危うきこと累卵の如し
(あやうきことるいらんのごとし)
過ちては改むるに憚ることなかれ
(あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ)
過ちを改めざるこれを過ちという
(あやまちをあらためざるこれをあやまちという)
嵐の前の静けさ
(あらしのまえのしずけさ)
争い果てての乳切り木
(あらそいはててのちぎりぎ)
蟻の穴から堤も崩れる
(ありのあなからつつみもくずれる)
蟻の思いも天に昇る
(ありのおもいもてんにのぼる)
蟻の這い出る隙もない
(ありのはいでるすきもない)
有る時払いの催促無し
(あるときばらいのさいそくなし)
合わせ物は離れ物
(あわせものははなれもの)
慌てる乞食は貰いが少ない
(あわてるこじきはもらいがすくない)
合わぬ蓋あれば合う蓋あり
(あわぬふたあればあうふたあり)
暗雲低迷
(あんうんていめい)
安居楽業
(あんきょらくぎょう)
晏子の御
(あんしのぎょ)
安車蒲輪
(あんしゃほりん)
安常処順
(あんじょうしょじゅん)
安心立命
(あんじんりゅうめい)
按図索駿
(あんずさくしゅん)
案ずるより産むが易い
(あんずるよりうむがやすい)
黯然銷魂
(あんぜんしょうこん)
暗送秋波
(あんそうしゅうは)
安宅正路
(あんたくせいろ)
暗中飛躍
(あんちゅうひやく)
暗中模索
(あんちゅうもさく)
暗渡陳倉
(あんとちんそう)
安如泰山
(あんにょたいざん)
安寧秩序
(あんねいちつじょ)
按部就班
(あんぶしゅうはん)
安分守己
(あんぶんしゅき)
按兵不動
(あんぺいふどう)
安歩当車
(あんぽとうしゃ)
暗夜に灯火を失う
(あんやにともしびをうしなう)
安楽浄土
(あんらくじょうど)