はじめに
JavardryEditor HTML5版 は、Java製のJavardryEditorをHTML5(HTML5 + CSS + JavaScript)に移植したものです。Java版とほぼ同様の仕様ですが、多少の違いはあるため、以下で解説します。
実行用のHTMLファイルをブラウザで読み込んで実行します。ローカル(オフライン)でもオンライン(ネット上にアップしたもの)でも動作します。スマホでも、スマホ専用表示にはならないので使いにくいですが、制作者の環境(Android)で確認した限りでは一応動いてはいます。
なお、Javardry本体のHTML5版とは違い、クロスドメイン制約による制限はありませんので、ローカル環境(オフライン)で普通に動作する……ハズです。
- 新規
入力した内容を初期化し、新規にデータを作成します(起動直後の状態に戻します)。
- 開く
既存の編集データ(テキストファイル)を読み込みます。エディタ画面上部の破線で囲われた [ファイル] 部分に編集データのファイルをドラッグ&ドロップすることでも読み込み可能です。
- 編集データの保存
入力した内容を編集データ(テキストファイル)として出力します。この編集データはJava版と共通の仕様ですので、相互に読み込みが可能です。
HTMLの仕様上、ファイルのダウンロードという扱いになります。
- HTML5版ゲームデータ生成
入力した内容から、JavardryHTML5版用のゲームデータを生成して出力します。
HTMLの仕様上、ファイルのダウンロードという扱いになります。
- 一時保存データの読み込み
ローカルストレージに保存された編集データを読み込みます。データが保存されていなければボタンは無効になっています。
- 一時保存
入力した内容をローカルストレージに保存します。HTMLの仕様上、ファイルの上書きが難しいため、作業中の一時保存用に利用して下さい。ただし、ブラウザのキャッシュのクリア等によってローカルストレージのデータは消えてしまいますので、長期保存時には必ず編集データの保存を行うよう注意して下さい。
なお、ローカルストレージには容量制限が設けられており、一般的なブラウザでは約5MB程度となっています。そのため、シナリオデータが長大な場合にはzip圧縮して保存をしていますが、それでも制限を超えてしまい、一時保存が出来ない場合があります(エラー文を表示するようにしてあります)。
- 一時保存データの削除
ローカルストレージに保存された編集データを削除します。データが保存されていなければボタンは無効になっています。
実行用HTMLファイルにて、いくつか設定が可能なので説明します。記述方法は、まあ見てもらえばわかると思います。
- FontSize
起動時のフォントサイズを指定します。最低8から最大32まで、偶数値で指定して下さい。初期値は 14 です。
- NoCheck
編集データ読み込み時のデータチェックの有無を指定します。0を指定していると必ずデータチェックを行います。1を指定しているとJavardryEditorHTML5版のバージョンと編集データのバージョンが異なる場合にデータチェックを行い、バージョンが一致している場合にはデータチェックを行いません。2を指定しているとバージョンに関わらずデータチェックを行いません。初期値は 0 です。
データチェックでは、バージョンアップにより書式に変更があった場合や、JavardryEditor外で編集データが変更されている場合の確認・修正を行っています。読み込み処理が重すぎる際にはデータチェック無しにするといくらかマシになるかとは思いますが、外部編集をしている場合等には読み込みが出来なかったり読み込み後のデータがおかしなことになっていたりする可能性がありますので注意して下さい。そうそうないだろう、とは思いますが。
フォントは config.js 内の Font にて指定します。Java版と同様に、等幅(固定幅)フォントでないと表示が崩れます。論理フォント名(monospaced)か、物理フォント名(MS Gothic, MS Mincho, IPAGothic, IPAMincho, VL Gothic 等)で指定して下さい。
dataディレクトリ等に入れたフォントファイルを指定する場合には、Font の値は GameFont として下さい。そして、実行用HTMLファイル内のスタイルシート部分にて、Webフォントとしてフォントファイルを指定して下さい。フォントファイルはJava版での直接指定同様にTrueType(ttf)フォントでも構いませんが、サイズの小さいWeb Open Font Format(woff)がよいかと思います。
スマホで動作させる際には、OSのバージョンにもよるのかもしれませんが、論理フォント名(monospaced)を指定しても等幅フォントが入っておらず、プロポーショナルフォントで表示されてしまうようです。そのため、スマホでの動作を想定するならば、フォントファイルを同梱し、そのファイルを直接指定した方が良さそうです。
- defaultMessage.txt は defaultMessage.js となっている
一部Java版と異なる部分はありますが、大体同じ内容です。
defaultMessage.jsのファイル名を変更する場合は、実行用HTMLファイル内の記述の変更が必要ですので注意して下さい。
- Java版のゲームデータ生成は出来ない
JavardryEditorHTML5版でのゲームデータ生成は、JavardryHTML5版用のゲームデータ生成のみです。JavardryEditorHTML5版で作成した編集データからJava版のゲームデータを生成したい場合には、編集データは共通のため、JavardryEditor(Java版のエディタ)で編集データを読み込んでゲームデータの生成を行って下さい。
- 画像・音楽ファイルの暗号化機能がない
元々、JavardryHTML5版では暗号化された画像・音楽ファイルの読み込みには対応していないため、JavardryEditorHTML5版に暗号化機能は用意していません。画像・音楽ファイルの暗号化は、JavardryEditor(Java版のエディタ)で行って下さい。
- セーブデータの変換機能がない
セーブデータの変換(Java版セーブデータ <--> HTML5版セーブデータ)は、JavardryEditor(Java版のエディタ)で行って下さい。