シナリオの公開
JavardryはJavardryEditorを用いて自作のシナリオを作成することが出来ます。エディタは使いやすいとは言いがたい……と言うより正直使いにくいので、果たしてそれでもシナリオを作ろうという人がいるかどうかは疑問ではあるのですが、それでも一応は自作シナリオの取り扱いについて書いておきます。
自作シナリオ用のファイル
エディタでシナリオを自作した場合に、配布する必要のあるファイルは以下の通りです。
- シナリオデータ
gameData.dat は必須です。これがなければそもそも自作シナリオが動きません。
- 画像データ
タイトル画像や背景画像、モンスター画像などの追加や変更をした際には、そのファイルを配布して下さい。ただし、画像データはなくとも表示がされないだけで、動作には支障ありません。
- 音楽、効果音データ
音楽や効果音の追加や変更をした際には、そのファイルを配布して下さい。ただし、音楽や効果音データはなくとも音が鳴らないだけで、動作には支障ありません。
- 表記文字(文章)データ
defaultMessage.txt により、シナリオデータに依存しない文字や文章を変更した場合には、defaultMessage.txt を配布して下さい。
- 解説(readme.txt など)
シナリオ名や、シナリオ製作者の名前と連絡先などが書かれたテキストファイル(HTMLでもいいですが)を必ず配布して下さい。また、Javardry用のシナリオであることや、画像、音楽などのデータが借り物であるならばその旨も明記して下さい。
Javardryは基本的にはWizですが、それでもシナリオごとに仕様の違いが出てくると思いますので、シナリオについてのヘルプファイルのようなものがあった方が良いかと思います。
配布方法
まあ好きなように配布してもらえればいいと思うんですが、考えられるのは以下の二つでしょうか。
- Javardry本体と共に配布する
Javardryの本体(実行用のファイル等)と一式全部まとめて配布する方法です。利点は、プレイユーザの手間が省ける、Windows用の実行ファイルやjarの名前をかえておけばオリジナルゲームっぽく見えなくもない、そして欠点は、配布ファイルの容量が無駄に増える、Javardry本体がバージョンアップ(って言うか、多分バグ修正)した際にシナリオ製作者がいちいち差し替えなければならない、と言ったところでしょうか。また、デフォルトで用意している背景画像や音楽、効果音などを差し替えずに利用する場合には、そのほとんどがお借りしている素材のため、各配布サイトの利用規約を確認の上で配布元を明記するなどの処置をする必要があります。
- 自作シナリオ用ファイルのみを配布する
Javardry本体はプレイユーザに別途用意してもらい、自作シナリオ用のファイルのみを配布する方法です。利点と欠点は、本体と一緒に配布する場合の逆でしょうかね。配布したファイルそれぞれをどこに置けばいいのかわからない、なんてことのないように、ディレクトリごとにまとめた形で配布した方が良いと思います。