エディタ [PC]
「PC」タブでは、冒険者について設定します。
- 特性値の最大値
特性値の最大値は、「最大値固定」「最大値 + 初期値」「最大値は個別に設定」から選んで設定します。
「最大値固定」の場合には、0~999で設定した最大値がそのまま全特性値の最大値になります。Wiz #1の仕様にするならこの設定で最大値を18にして下さい。
「最大値 + 初期値」の場合には、0~999で設定した最大値 + 種族ごとの初期特性値 + 特性値の性別修正 が全特性値の最大値になります。外伝仕様にするならこの設定で最大値を10にして下さい。
「最大値は個別に設定」の場合には下記の [特性値] にて、各特性値ごとの最大値を設定出来ます。
- [特性値]
冒険者の能力をあらわす特性値を設定するリストです。最大36種まで設定することが出来ます。ただし、11個目以降(番号10番以降)はここでの設定に関わらず隠しパラメータ的な扱い(強制的に「ボーナス無し」「表示しない」設定となる)になります。
- 特性値名
各特性値の名称です。半角換算で20文字までです。
- 略称
各特性値の略称です。半角換算で6文字までです。
- 性別修正
冒険者の作成時や転職時に、種族ごとの初期特性値に性別により異なる修正をかけます。男性なら力が強いが頭が悪いとか、女性なら素早いとか、そういった違いを出すのに使います。-999~999の値を指定出来ます。
- ボーナス無し
ここにチェックを入れると、PC作成時にボーナスポイントの加算されない(ボーナスによる増減の出来ない)特性値になります。合わせてレベルアップ時に変化のしない特性値にすることで、イベントやアイテムでしか増減しないスキル値のような使い方が出来る……かもしれません。
- 表示しない
ここにチェックを入れると、表示のされない特性値になります。隠しパラメータ的な使い方をしたい場合にチェックを入れて下さい。ただし、特性値リストの一番上の特性値は非表示には出来ません。
非表示設定の特性値(番号10番以降の特性値を含む)は、PC作成時・ステータス画面・レベルアップ時(特性値増減時)等には表示されません。ただし、レベルアップ時には表示がされないだけで増減はされますので、増減させたくない場合は「施設」タブ内の「レベルアップ」タブにある「特性値変化率」で特性値ごとに個別に変化率を0にしてください。また、呪文効果64,65の特性値修正効果をかけた場合、非表示設定の特性値であっても戦闘中のメッセージ・戦闘中のステータス表示・キャンプ中のステータス表示等には効果が表示されます。表示させたくない場合には、「メイン」タブの「呪文」にある「非表示特性値への修正効果は表示しない」にチェックを入れてください。
- 個別最大値
各特性値ごとの最大値を計算式で設定します。種族の参照(pc.Race[ ])、及び種族ごとの初期特性値の参照(initialAbi)が使用可能で、ダイスロールは使えません(計算実行時にダイスロール演算子が消去されます)。有効な計算結果は0~999です。特性値の最大値設定が「最大値は個別に設定」でなければ入力は出来ません。
通常は18や22といった数字になると思いますが、初期値に依存せずに種族ごとの最大値を設定したい場合には、 pc.Race[0] * 10 + pc.Race[1] * 6 + 10 といった計算式が有効です。また、initialAbi + 10 等とすることで、個別設定においても特定の特性値(最大値)を初期値依存にすることが可能です。
- +性別修正
ここにチェックを入れると、個別最大値 + 性別修正 が特性値の最大値となります。特性値の最大値を個別設定している際に、性別修正を初期値だけでなく最大値にも反映させたい場合に使って下さい。
- 0になっても老衰死しない
ここにチェックを入れた特性値は、レベルアップ時の特性値減少や呪文効果10の特性値変化により値が0になっても老衰死しません。隠しパラメータで0の値にしたい場合などに利用して下さい。
- [性別]
性別の名称と略称を入力します。名称は半角換算で8文字まで、略称は半角1文字です。基本的には男性(Male)・女性(Female)・両性(Bigender)・無性(Neither)の四種類です。ラジオボタンで四つを切り替えます。
- [性格]
性格の名称と略称を入力します。名称は半角換算で8文字まで、略称は半角1文字です。基本的には善(Good)・中立(Neutral)・悪(Evil)の三種類です。ラジオボタンで三つを切り替えます。
- [種族]
冒険者になれる種族を設定するリストです。最大36種の種族を設定することが出来ます。
- 種族名
種族の名称です。半角換算で20文字までです。
- 略称
種族の略称です。半角換算で4文字までです。
- 性別
種族ごとに作成可能な性別の設定です。その種族に存在し得る性別にチェックを入れて下さい。
性別の設定が不要という場合には、「性別の内部設定なし」となっているコンボボックスの値を変更して下さい。冒険者の登録時に性別の選択がなくなり、ステータス画面にも性別の表示がされなくなります。ただし、性別による処理の分岐を行う場合があるため、その際に参照する内部性別設定が必要です。その設定を、コンボボックスにて指定して下さい。シナリオ中で性別に関する判定や分岐を行う予定がなければ、テキトーで構いません。
- 出現条件
種族の出現条件を条件式で記述します。冒険者の作成時には、この条件がtrueになるものしか表示されません。ただし、最低一つは必要なため、リストの一番上の種族は条件に関わらず表示されます(条件が無視されます)。なんらかのイベント後に選べるようになる特殊な種族などを設定するのに使えるかと思いますが、通常はtrueのままで構いません。
- 寿命
種族ごとの寿命で、1~9999999で指定します。宿に泊まった際に寿命に達していると老衰死します。歳をとらない仕様のシナリオなどでは、適当に100くらいにしておけばよいでしょう。
- アイテム所持可能数
種族ごとの持てるアイテム数で、0~99で指定します。この値は職業ごとのアイテム所持可能数と加算され、最終的には1~99に修正されます。職業による差を付けない場合には、ここで基本値(Wiz #1~#3の仕様ならば8)を決めてしまうのが良いでしょう。もちろん、ここの値を0にして職業側で調整をしても構いません。ドワーフはアイテムを多く持てるが、エルフは持てる数が少ない、などの設定をしたい場合に使って下さい。
- 初期特性値
種族ごとの特性値の初期値を0~999で指定します。実際には、この値に特性値ごとの性別修正値が加算されます。setボタンをクリックすると、全特性値の値が一番最初の特性値の値になります。
- AC
種族ごとの基本ACです。Wiz仕様なら基本的には10で、種族により多少の修正がかかるといったところですが、攻撃の命中判定をどう設定するかによって違ってくるでしょう。
- 回復
種族によって生まれつき持っている回復能力で、-99999~99999で指定します。アイテムによる回復効果はこの値に加算され、また、毒のダメージと相殺されます。
- 呪文無効化
種族によって生まれつき持っている呪文の無効化能力で、0~999で指定します。無効化する確率ですので、通常は0~100の設定値でよいのですが、アイテムにはマイナス修正をかける無効化能力を持たせることも可能ですので、一応999まで設定出来るようにしてあります。
- ブレス可能レベル
ブレスが吐けるようになるレベルを、0~99999で指定します。0の場合はブレスを使用出来ません。単体、グループ、全体と攻撃対象ごとに設定することができますが、レベルが上がるごとに攻撃対象の範囲が狭まるようには設定出来ません(全体、グループ、単体という順に使用出来るかどうかをチェックしているためです)。
以下に例を示しておきます。単体、グループ、全体それぞれの可能レベルをカンマ区切りにしています。
- 5,0,0
レベル5から単体対象のブレスを吐けます。
- 1,13,50
レベル1から(最初から)単体、レベル13からグループ、レベル50から全体対象のブレスを吐けます。
- 0,0,10
レベル10から全体対象のブレスを吐けます。
- 10,5,3
レベル3から全体対象のブレスを吐けます。レベルが5や10になっても、グループや単体対象にはなりません。
- ブレス使用回数
各戦闘ごとにブレスを使用出来る回数で、計算式で指定します。冒険者のデータをpcで参照出来ます。最大値は99999です。値がマイナスになると回数制限がなくなります。
- ブレス属性
ブレスの属性を指定します。
- 抵抗
種族によって生まれつき持っている各種の抵抗能力です。
- 火炎、冷気、電撃、聖、無属性抵抗
各属性攻撃呪文や、各種ブレスのダメージが減少します。
- 沈黙
沈黙の効果を受けなくなります。
- 睡眠(気絶)、毒、麻痺、石化、レベルドレイン、即死呪文
各種の効果を受けなくなり、各種ブレスのダメージが減少します。ただし、睡眠(気絶)抵抗があっても、ノックアウトによる気絶は防げません。
- クリティカル、ノックアウト
クリティカル、ノックアウトの効果を受けなくなります。ただし、ノックアウト抵抗があっても、気絶呪文による気絶は防げません。
- 解説文
各種族の解説文を入力します。checkボタンをクリックすると、実際に表示される改行処理が行われた文章がテスト表示されます。表示は最大で半角換算28文字(禁則処理用の半角2文字分含む)*10行です。