エディタ [イベント]
「ダンジョン」タブ内の「イベント」タブでは、各階のイベントについて設定します。これはダンジョンリストの一部ですので、変更した後は「ダンジョン」タブにてダンジョンリストを更新して下さい。
- [イベント]
イベントは内容が複雑に(無駄にわかりにくく)なってしまったので、ここで全体の流れを簡単に説明します。イベントは、ひとつの座標に複数のイベントを設定することができ、上から順に条件式による条件判定を行って条件が一致したものが実行されます。個々のイベントでは、Yes、Noの選択肢を表示させることができ、選択によってYesとNoに処理が分かれます。選択肢なしの場合にはYesの処理になります。さらに、金を払う、アイテムを渡す、文章を入力することができ、結果によりメインイベント1、2の二つに処理が分かれます。金を払うなどのアクションがない場合はメインイベント1の処理になります。最後のメインイベントでは、フラグを立てたり、アイテムを入手したりといった処理を行うことが出来ます。
なんだか余計にわかりにくくなった気もしますが、そこら辺は気合で。
- copy, paste
イベント名以下の項目(座標は含まず)をcopyボタンにてコピーし、pasteボタンにて貼付けます。他のダンジョンや他の階にイベントを複製したいという場合に使えるかと思います。
- 座標
イベントの起こる空間の座標です。イベント位置の変更やイベントの複製の際にはここを変更して下さい。
- イベント名
イベント識別用の名前です。ゲーム中には使用されません。
- [個々のイベント]
以下の項目(「Yer or No」や「メインイベント」を含む)をまとめたイベントのリストです。このリストは上部にある座標ごとのイベントリストの一部ですので、このリストを更新した後には、座標ごとのイベントリストも更新してください。
- 条件式
イベントの発生条件です。リストの上から順に条件判定が行われ、一致したもの一つだけが実行されます。
- テキスト
一番最初に表示されるメッセージです。checkボタンをクリックすると、実際に表示される改行処理が行われた文章がテスト表示されます。表示は最大で半角換算38文字(禁則処理用の半角2文字分含む)*12行ですが、複数ページの表示が可能です。意図的に改ページさせたい場合は <p>を挿入して下さい。また、画像を表示させることも可能です。表示方法はイベント等での画像表示方法を見て下さい。
- Yes,Noの選択肢
最初のメッセージ表示後にYes、Noの選択肢を表示させたい場合にはここにチェックを入れて下さい。
- (テキストエリア)
Yes、Noの選択肢と共に表示されるメッセージを入力します。checkボタンをクリックすると、実際に表示される改行処理が行われた文章がテスト表示されます。表示は最大で半角換算38文字(禁則処理用の半角2文字分含む)*12行です。省略した場合には、「探しますか?」と表示されます。
- left, center, right
文章の表示位置を左寄せ、中央、右寄せのいずれかで指定します。
- Yes or No
Yes、Noの選択肢の選択結果により処理が分かれます。選択肢がなしの場合にはYesの処理になります。ここでは以下のアクションを指定でき、それぞれの結果によりメインイベント1と2に処理が分かれます。
- なし
何も行わず、メインイベント1に処理が移ります。
- 金を払う
金を払う処理を行います。計算式で指定した額を払った場合はメインイベント1へ、払わない場合にはメインイベント2へ処理が移ります。
- アイテムを渡す
アイテムを渡す処理を行います。アイテムの番号はカンマ区切り、及びハイフンでの範囲指定により複数指定(例: 1,5,10-14,20)出来ます(受け付けるアイテムは複数指定されたうちのどれか一つです)。アイテムを渡した場合はメインイベント1へ、渡さない場合にはメインイベント2へ処理が移ります。
- 文章を入力する
文章を入力する処理を行います。リドル(謎かけ)などに使うことを想定しており、特定の文章や単語と一致するかどうかをチェックします。指定文章は<>で区切って複数指定出来ます。入力した文章が指定文章と一致すればメインイベント1へ、一致しない、あるいは空の場合にはメインイベント2へ処理が移ります。なお、入力された文章とここで指定した文章は、全角英数字を半角英数字に変換した上で一致するかチェックされます。
- PCを選択する
行動するPCを選択します。パーティー内の一人を選んで、例えば「泉に入る」「水を飲む」などの行動を行わせたい場合に使用します。PCを選択した場合はメインイベント1へ、選択しない(キャンセルした)場合にはメインイベント2へ処理が移ります。ただし、イベントの呪文効果を使用する場合にしか意味がありません。
- メインイベント1 or メインイベント2
最終的に実行されるメインのイベントです。
- テキスト
メッセージを表示します。checkボタンをクリックすると、実際に表示される改行処理が行われた文章がテスト表示されます。表示は最大で半角換算38文字(禁則処理用の半角2文字分含む)*12行ですが、複数ページの表示が可能です。意図的に改ページさせたい場合は <p>を挿入して下さい。また、画像を表示させることも可能です。表示方法はイベント等での画像表示方法を見て下さい。
- 効果音
メインイベントの処理開始時に鳴らす効果音を設定します。効果音は、「メイン」タブの[効果音]で設定した名称を入力して下さい。効果音を鳴らさない場合は空欄にして下さい。
- フラグ操作
フラグ・特殊フラグ・壁存在フラグ・マップ踏破フラグ・隠し扉フラグ・施錠扉フラグの値を操作します。書式に関してはフラグ操作を見て下さい。
- イベント:なし
以下に示すイベントを実行しません。効果音を鳴らすだけ、フラグ操作を行うだけと言った場合に使用して下さい。
- 再度イベントを実行
ここにチェックを入れていると、イベント実行後に再度イベントが実行されます。一度に複数のイベントを実行したい場合に使用して下さい。ただし、フラグ操作等と合わせて条件を設定しておかないと延々同じイベントが繰り返されることになるため注意して下さい。
- イベント:アイテムの入手
カンマ区切り、及びハイフンでの範囲指定により複数指定(例: 1,5,10-14,20)した中からランダムに選ばれたどれか一つのアイテムを入手します。所持数に余裕がない場合は手に入りません。
- 再度イベントを実行
ここにチェックを入れていると、イベント実行後に再度イベントが実行されます。一度に複数のイベントを実行したい場合に使用して下さい。ただし、フラグ操作等と合わせて条件を設定しておかないと延々同じイベントが繰り返されることになるため注意して下さい。
- イベント:テレポート
指定の階の指定の座標にテレポートします。テレポート先がテレポート進入不可な階やエリアであってもテレポート可能です。
- イベント:帰還
地上に帰還します。
- イベント:モンスター出現
モンスターが出現します。条件により異なるモンスターを出現させたい場合(玄室警備モンスターでは最大二体までしか設定出来ない)や、戦闘勝利後に再度イベントを起こしたい場合などに使用して下さい。
- 再度イベントを実行
ここにチェックを入れていると、戦闘勝利後に再度イベントが実行されます。勝利メッセージの表示などに使えるかと思います。ただし、フラグ操作や戦闘後の入手アイテム・勝利後のフラグ操作等と合わせて条件を設定しておかないと、逃走しない限り延々同じイベントが繰り返されることになるため使用時には注意して下さい。
- モンスター
カンマ区切り、及びハイフンでの範囲指定により複数指定(例: 1,5,10-14,20)した中からランダムに選ばれたどれか一体のモンスター(先頭モンスター)が出現します。空欄にした場合は、通常その階で遭遇するモンスターが出現します。
- アイテム
戦闘勝利後に、カンマ区切り、及びハイフンでの範囲指定により複数指定(例: 1,5,10-14,20)した中からランダムに選ばれたどれか一つのアイテムを入手します。ここで指定したアイテムは、宝箱からではなく、戦闘終了後にそのまま手に入ります。所持数に余裕がない場合は手に入りません。
- 宝箱なし
上記のアイテム設定をなし(空欄)にした場合に、戦闘終了後に宝箱が出るかどうかです。ここにチェックを入れていると宝箱なし、チェックを外すと宝箱が出ます。上記のアイテム設定が空欄でなければ、ここのチェック状態は保存されません。
- 音楽
戦闘中に鳴らす音楽を設定します。音楽は、「メイン」タブの[音楽]で設定した名称を入力して下さい。音楽を鳴らさない場合は "none" に、戦闘時に音楽を変更しない(移動中の音楽をそのまま鳴らす)場合には "no change" と入力して下さい。モンスター固有の戦闘曲は無視されます。空欄にすると通常の戦闘曲が流れ、その場合にはモンスター固有の戦闘曲も有効となります。
- 勝利時・逃走時・全滅時フラグ操作
出現したモンスターに勝利・逃走・全滅した際にフラグの値を操作します。フラグの番号とフラグの値をカンマで区切り、さらに複数指定するには<>で区切ります。フラグの値は0がfalse、1がtrue、2で反転です。例えば以下のような感じです。
0,0<>2,1<>4,2
フラグ0をfalseに、フラグ2をtrueに、フラグ4を反転します。
- イベント:呪文効果
イベントで発揮される呪文効果について設定します。呪文やアイテムの使用と異なり術者(使用者)が存在しないため、計算式で術者のデータが参照されている場合には、対象者のデータと置き換えられます。
- 再度イベントを実行
ここにチェックを入れていると、イベント実行後に再度イベントが実行されます。一度に複数のイベントを実行したい場合に使用して下さい。ただし、フラグ操作等と合わせて条件を設定しておかないと延々同じイベントが繰り返されることになるため注意して下さい。
- 確率
効果が適用される確率を計算式で指定し、対象となる冒険者をpcで参照出来ます。
- 効果対象
効果を及ぼす対象を、なし、味方全員、選択したPCから選択します。パーティー内の冒険者それぞれを対象とする場合は味方全員に、そうではなく、パーティー自体などを対象とする場合はなしにして下さい。ただし、元々個人を対象とした呪文効果の場合には、「なし」にしているとパーティー内からランダムに選ばれた一人が対象となります。また、対象を「選択したPC」にした場合には、「金を払う」、「アイテムを渡す」、「PCを選択する」において行動したPCが対象となります。
- レベルによる制限
対象者のレベルにより制限を設けることが出来ます。対象者が指定レベル未満の場合には効果が発揮されません。
- 条件分岐
対象者の性別、もしくは性格により違う効果を持たせることが出来ます。各性別、各性格はラジオボタンで切り替えます。
- 発動種別
通常、ランダムから発動種別を選択します。通常の場合は一つの効果が発揮されます。ランダムは複数の効果のうちから一つがランダムに選ばれます。
- 呪文効果の数
発動種別がランダムのときに、効果をいくつまで設定するかを2~10から選択します。各効果はラジオボタンで切り替えます。
- 呪文効果
「呪文効果」タブで設定した呪文効果セットから一つを選びます。
ここで選択した呪文効果内の計算式では、トラップの難易度を trap.lv で参照出来ます。ここでのトラップの難易度とは、ダンジョンの階ごとに設定された「宝箱のトラップレベル」のことです。
- イベント:伝言板
条件により異なるメッセージを表示する伝言板のリストを設定出来ます。伝言板リストの上から順に条件判定が行われ、条件がtrueになったメッセージ一つだけが表示されます。条件は条件式で、表示テキストはテキストで設定します。checkボタンをクリックすると、実際に表示される改行処理が行われた文章がテスト表示されます。表示は最大で半角換算38文字(禁則処理用の半角2文字分含む)*12行ですが、複数ページの表示が可能です。意図的に改ページさせたい場合は <p>を挿入して下さい。また、画像を表示させることも可能です。表示方法はイベント等での画像表示方法を見て下さい。
- 再度イベントを実行
ここにチェックを入れていると、イベント実行後に再度イベントが実行されます。一度に複数のイベントを実行したい場合に使用して下さい。ただし、フラグ操作等と合わせて条件を設定しておかないと延々同じイベントが繰り返されることになるため注意して下さい。
- イベント:他のダンジョンへテレポート
指定ダンジョンの、指定の階の指定の座標にテレポートします。テレポート先がテレポート進入不可な階やエリアであってもテレポート可能です。座標指定は普通に座標を指定するだけですが、テレポートイベントと異なり、階数の指定は最低階を0とした数値(0~15)で指定します。例えば最低階がB5Fで最高階が10Fの場合、0ならばB5F、3ならばB2F、10ならば6Fを意味します。0Fは存在しないので注意して下さい。また、ダンジョンはダンジョン番号(0~9)で指定します。
呪文効果の持続に関しては、階移動をしたときと同様の扱いとしています。
- イベント:捨てたアイテムの回収
酒場やダンジョン内のキャンプ中に捨てたアイテムを拾うことが出来ます。捨てたアイテムは1000個まで記録され、それ以上捨てると古い物から削除されていきます。
- 再度イベントを実行
ここにチェックを入れていると、イベント実行後に再度イベントが実行されます。一度に複数のイベントを実行したい場合に使用して下さい。ただし、フラグ操作等と合わせて条件を設定しておかないと延々同じイベントが繰り返されることになるため注意して下さい。
- ダンジョン
回収対象とするダンジョン番号(地上は-1)をカンマ区切りで指定します。例えば全部で三つのダンジョンがある場合、「0」にすると0番のダンジョン内で捨てたアイテムのみ回収でき、「0,1,2」ならば全ダンジョン、「-1,0,1,2」ならば全ダンジョンに加えて地上で捨てたアイテムも回収出来ます。
- アイテム
捨てたアイテムの回収について、「新しい物」「古い物」「ランダム」から一つを選択します。「新しい物」は一番最近に捨てたアイテム、「古い物」は最も過去に捨てたアイテム、「ランダム」はこれまでに捨てたアイテムからランダムに一つを回収します。
- イベント:PCを追加
初期PCとして設定した冒険者を追加(登録)します。同じ冒険者を複数追加することも可能なため、フラグや称号等によるイベントの条件分岐により管理して下さい。
- 再度イベントを実行
ここにチェックを入れていると、イベント実行後に再度イベントが実行されます。一度に複数のイベントを実行したい場合に使用して下さい。ただし、フラグ操作等と合わせて条件を設定しておかないと延々同じイベントが繰り返されることになるため注意して下さい。
- パーティー、もしくは酒場に追加
「パーティーに追加」は、現在のパーティーに空きがあれば指定PCをパーティーに追加します。空きがなければ酒場に追加します。
「酒場に追加」は指定PCを酒場に追加します。
いずれも、登録可能な人数に空きがなければ追加はされません。PC登録に空きがあるかどうかは PcSpaceNum で、パーティーに空きがあるかどうかは pt.spaceNum で確認出来ますので、イベントの条件分岐に用いて処理をして下さい。
- ダンジョン内に配置
指定PCをダンジョン内に配置します。配置する位置は「座標」で指定します。
「座標」はダンジョン番号、階数、x座標、y座標の4つをカンマで区切って指定します。階数は「他のダンジョンへテレポート」と同様に、最低階を0とした数値(0~15)です。未指定の場合はランダムになります。例えば「1,2,5,7」とした場合は、1番のダンジョンの下から3番目の階の座標[5, 7]となり、「1,2」とした場合は一つ前の例と同じダンジョンの同じ階でランダム座標となり、「1」とした場合は階もランダムになり、空欄にするとダンジョンもランダムになります。
こちらも、パーティーや酒場への追加と同様に、登録可能な人数に空きがなければ配置は出来ません。
- 初期PC
追加(配置)する冒険者を、初期PCとして設定した冒険者から数字で指定します。<>で区切って複数指定ができ、また、カンマ区切りで冒険者の状態を指定出来ます。
カンマで区切った場合、一つ目の数字は冒険者(初期PC)の番号、二つ目は下記の正常~消滅までの状態番号、三つ目は毒ダメージになります。毒ダメージは1~99999ならば固定値、100001~100100ならば最大HPの1%~100%(端数切り上げ)となります。
例えば「3<>4,0,5<>7,2<>8,3,100010<>12,4」とした場合は、3番PC(正常)・4番PC(毒ダメージ固定値5)・7番PC(麻痺)・8番PC(石化かつ毒ダメージ最大HPの10%の値)・12番PC(死亡)という意味になります。
- 正常
- 恐慌
- 麻痺
- 石化
- 死亡
- 灰化
- 消滅