ダンジョン
ダンジョン内はワイヤフレーム、もしくは画像表示により3Dダンジョン風に表示されます。ダンジョンには元々照明で照らされている、もしくは光が射し込んでいて明るい階と、照明がなく暗い階が存在します。暗い階であっても、冒険者は常にランタンの類を携帯しており、それによって一応の視界は得られますが、さらに広い範囲を見通すためには照明呪文やアイテムを使用する必要があります。
迷宮内は通常、通路と扉、階段、いくつかの部屋などで構成されています。部屋には玄室と呼ばれる特別な部屋(あるいは空間)が存在し、そこではほぼ確実に宝箱を守るモンスターが出現します。一度倒した玄室のモンスターは通常、その階にいる限り再度出現することはありませんが、階を移動したり、冒険の再開をすることで再配置されます。また、通路でも稀に、徘徊するモンスターと遭遇することがあります。
ダンジョン内にはいくつかの罠などが存在します。
- 隠し扉
隠し扉には二種類あり、一つはWiz #1~#3の隠し扉です。通常は壁にしか見えませんが、移動時の判定に成功することで、ときおり普通の扉として表示されます。あくまでも見えないというだけで、見えていない状態でも蹴破って開けることが可能です。隠し扉の発見率を高める(隠し扉の難易度を下げる)呪文やアイテムを使用すると見えやすくなります。
もう一つはWiz 外伝#1~#3の隠し扉です。通常は壁にしか見えず、探索コマンドで発見しない限り開けることは出来ません。移動時の判定に成功することで、うっすらと見える扉として表示されます。こちらも、隠し扉の発見率を高める(隠し扉の難易度を下げる)呪文やアイテムを使用すると見えやすくなります。
- 施錠された扉
施錠されて開けられない扉です。解錠コマンドでの解錠判定に成功しない限り、開けることは出来ません。成功率を高める(施錠扉の難易度を下げる)呪文やアイテムを使用すると開けやすくなります。
- 一方通行の扉
片側からは扉として機能しますが、反対側は壁になっている不思議な扉です。外見は普通の扉や壁と区別がつきません。
- シャッター
片側からは通過出来ますが、反対側は壁になっている不思議な壁です。外見は普通の空間や壁と区別がつきません。
- ターンテーブル
上に乗るたびにランダムに回転するやっかいな床です。浮遊呪文により回避出来る場合があります。
- ピット
落ちるとダメージを受ける落とし穴です。回避判定に成功するとダメージは受けません。ピットには、普通のピット、見えないピット、浮遊での回避が出来ない見えないピット(落石)の三種類があります。普通のピットと見えないピットは、浮遊呪文により回避出来る場合があります。
- シュート、シャフト
シュートは下の階に、シャフトは上の階に強制移動させられる罠です。浮遊呪文により回避出来る場合があります。
- ダークゾーン
まったく視界の利かない空間です。通常は、照明呪文を使っても何も見えません。設定によっては、ダークゾーン内では照明等の呪文効果が打ち消されます(呪文の効果が消去されます)。
- スライド床
決められた方向の隣接するブロックに移動させられる空間です。
- ワープゾーン
瞬時に別の場所にテレポートさせられる空間です。
- 呪文封印
呪文が封印されてしまう(冒険者を封印の状態異常にする)罠です。
- 帰還
強制的に地上に帰還させられる罠です。
- テレポート進入不可
テレポートで進入することの出来ないエリアです。
- 呪文使用不可
呪文を使用することが出来ないエリアです。呪文使用不可、アイテム使用不可、呪文とアイテム使用不可の三つのタイプがあります。このエリアでは、戦闘中にも呪文やアイテムを使うことが出来ません。モンスターも同様です。また、アイテムが使えないエリアでは、SPの解放も出来ません。
ダンジョン内でキャンプモードに入ると、メンバーの並び順の変更、ステータスの確認、呪文の使用、装備、アイテムの使用、アイテムの受け渡し(アイテムを渡す対象者は左右移動キーで切り替え)、アイテムの鑑定などを行うことが出来ます。
ダンジョン内で行えるその他の行動です。
- 隠し扉を探す
目の前の壁を調べ、隠し扉を探します。この探索コマンドは、シナリオによっては存在しません。
- 鍵をこじ開ける
目の前の施錠された扉の解錠を試みます。この解錠コマンドは、シナリオによっては存在しません。
- 仲間を探す
付近にいる別パーティーの冒険者を探します。パーティーに空きがある場合には、見つけた冒険者をパーティーに加えることが出来ます。
探索範囲は現在位置から6歩分です。施錠扉等の通常通過出来ない壁や、シュートやワープ等の空間は迂回して探索します。
- 仲間から外す
パーティーから何人かの冒険者を外し、別パーティーを構成します。
- 冒険の中断
現在行動しているパーティーの冒険を中断し、場面を城下町に戻します。町外れの「冒険の再開」で、中断した冒険を再開出来ます。
戦闘や罠によって、全員が麻痺、石化、死亡、灰化などの自然回復しない行動不能状態に陥った場合、パーティーは全滅したとみなされます。全滅したときには、パーティーの亡骸はその場に放置され、場面は城下町に戻ります。彼らを蘇生させるためには、別パーティーによって死体を回収する必要があります。
ランダムテレポートやテレポートミスにより石の中やダンジョン外の空中(上空)に実体化してしまうと、パーティーは一瞬にして全滅します。その場合、通常の全滅とは異なり、パーティーの死体は迷宮の外に転送され、衛兵の手によって寺院に運び込まれます。 ただし、シナリオの設定によっては消滅(冒険者がロスト)します。