伝説のレイプゲーム。その内容が問題になり、国会で取り上げられたこともあったとか。内容はそのまんまで強烈な感じである。
ゲームは二部構成になっており、第一部はアクションゲーム。公園を逃げる女性をひたすら追いかけ、その服を剥ぎ取ってゆくというもの。上着、スカート、ブラ、パンティを剥ぎ取り、最後に押し倒すことに成功すればクリアとなる。
さて、第二部は男性キャラの腰を動かして女性をイカせて、強姦から和姦を成立させるというとんでもないものになっている。女性の快感度やら自分の体力などが数値で示されており、それらを目安として四つのキーを押して腰を動かすわけだ。自分が三回イッてしまうとゲームオーバー(警察に捕まる)になってしまうので、その前に女性をイカせればクリア。その場合はその女性と結婚するエンドになっている。
このゲーム、かなり難しい。まずアクションシーンが激ムズ。というか、ある程度自分なりの攻略法を見つけないと、まずクリアは無理。ただ適当にプレイしていても女性には追いつけないのである。次のレイプシーンがまた難しい。まぁ運よく二回目でクリア出来たのだけれども、多分運が悪ければ何度やってもクリアの糸口すら掴めないのではないかとも思う。ゲームオーバーになると当然アクションシーンからやり直しなので、普通はもう一度やる気にはならないだろう。クリアしても全然楽しくないし、プレイした人は多くとも、クリアした人は少ないのではないかと思うゲームである。
主人公は明らかなストーカーだし、あまりにストレートな内容なので今はこんなソフトは出せないかもしれない。まぁ色々なストーリーをくっつけて誤魔化してはいても、今のエロゲーも結局大して変わらんのかもしれないが。
1986年にスクウェアから発売されたコマンド入力式AVG。 中に街がある巨大な宇宙船ダイダロスの中で、記憶がなく、何故か水着のようなウハウハな格好をした女の子、クリスを主人公としたゲームである。このゲームはアニメーションを多様したことで有名であった。オープニングでレーザーガンをぶっ放すクリスのアニメーションには当時驚いたものだ。それから、特にイベントでもない通常のシーンでアニメーションが使われていた(点滅する表示板や、左右や上下に流れる光など)のも驚きであった。今では当然のように使われているが、当時はまだまだ珍しかったのである。 発砲シーンのアニメーションにかなり自信があったのか、ゲーム中ではレーザーガンを撃つシーンが多く、さすがにその度に見せられるのにはうんざりした。 |
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アスキーの3DダンジョンRPG。
敵が全て女性型モンスターで、勝利後に襲う(脱がす)事が出来たりと現在のアスキーからは想像も出来ないような感じではあるが、実際ゲーム自体はかなり硬派な作りになっている。Wizのパロディ作品、なのだろうか。攻略目的であるウロボロスの塔はなかなか良く考えられた構造になっており、微妙に強めな敵やちょっとした謎解きや魔法の使用方法やらがあいまってかなり手応えのあるゲームになっている。また、ヒントの与え方はかなり特殊ではあるものの、限定された空間を舞台としていながらほとんど破綻のない形になっており、塔自体の謎なども含めて、最後まで飽きさせない内容になっているのではないかと思う。まぁ硬派といってもWizと比べてもらっては困るが、これはこれでやり応えのあるゲームであることには間違いない。
エニックスの名作AVG。
ファミコン版と88版では多少内容が異なり、やはり私は88版が好みである。しかし、ファミコン版もファミコンにしてはかなり頑張っているので、機会があったらプレイしてみて欲しい。
ちょいとストーリーを紹介。
西暦2061年、ハレー彗星が太陽系に近づきつつあった。その前年から世界的な寒波、フィリピン大地震、セントヘレナ大噴火、日本海溝陥没など、異常な気象・自然現象が全地球規模で次々と起こっていた。”ノストラダムスの再来”と自称する予言者が現れ「ハレー彗星と共にきたる悪魔によって人類は滅ぼされる。異常気象は」その前兆だ」と告げ、信者を急速に増やしつつあった。そんな社会不安の中、人類は2機の探査機でハレー彗星を迎えようとしていた。75年前−1986年−の接近では五機の無人探査を打ち上げたが、今回は有人探査機である。1号機「コメット」、2号機「ころな」の2機の探査機が、地上から2万Km離れた宇宙に浮かぶスカイラブJESUSの中で、静かにハレー彗星への発進の時を待っていた。
エイリアンを元ネタにした話になっており、次々と探査機のメンバーが殺されていく中、主人公たちは必死に敵の正体(いや、生態というべきか)を探り、生き残るべく戦うことになる。
当時ではまだ少数だったコマンド選択式のAVGで、手軽にストーリーを楽しめた。ストーリーを楽しむことを第一とした今の主流のAVGは、このゲームから始まったのではなかろうか。そのストーリーの良さは、今プレイしても面白いと感じることが出来るほど優れたものである。ファミコン版ではコメット内の不必要な部屋を排除したのは良いのだが、妙なイベントを入れたりしていて少々不満である。FOJYも変なマスコットロボットみたいなのになってるし。やっぱ88版だね。いや、ファミコン版も決して出来は悪くない、というか多分かなり頑張って移植してるとは思うけどもね。
エニックスの名作AVG「JESUS」の続編。
名作であった前作と比較されて無視されがちである。前作ではコメット内の探索などで結構自由に動き回れたのだが、2ではかなり限定された空間しか動くことは出来ない。悪く言えばストーリーの垂れ流しとも言える。昔にプレイした時には大して面白くないと思ったのだが、最近改めてプレイしてみたら意外と面白かった。前作とは主人公は違うのだが、ちゃんと速雄君も登場して例のモンスターと決着をつける。いや、決着をつけるというのは少々違うような気もする。どういう意味かは実際にプレイして確かめて欲しい。
もちろん百点満点をつけられる作品だと言うつもりはないが、クソになりがちな名作の続編としてはまだマシな方ではないかと思う。
フェアリーテールのAVG。リップスティックアドベンチャーと読む。
名前だけはやけに有名なのでとりあえず1をやってみたのだが、これがなかなか面白い。少々無駄なコマンド選択などが多すぎるようにも思えるが、シナリオの展開がDEJAに似ていてなかなか……っておい、すんげえ似てるぞコレ!? パ、パクリかぁん!? と思いつつクリアすると、スタッフロールに見覚えのある名前が。うわ、これってエルフの人じゃん!! 元々はフェアリーテールの人だった? よくわかりまっしぇん。とにかく、1はほとんどDEJAと同じようなもの(しかもDEJAの方が面白い。これのイマイチな部分を直して焼きなおしたのだろうか?)なので、1はやる必要はないだろう。
で、期待しつつ2をプレイ。……ぬぬぬ、なんだか自由度が低過ぎるぞ? もちろん1も一本道のシナリオではあるのだが、移動等は結構自由で、一応自分で調べながらゲームを進めるという感じがあった。だが、2は完全にストーリーの垂れ流しという感じなのである。しかもシナリオがダメっぽい。ぬぉおお、一体どうしてしまったんだっ!!! で、結局最後までつまらないまま突き進み、スタッフロールには例の人の名前はなかった。シナリオライタを変えちゃダメだろう……。
結論。1も2もやる必要はない。
CUSTOMの名作ブロック崩し。
CYBER BLOCK METAL ORANGEというタイトルから大体想像出来るように、戦闘機風の自機を操り、各種パワーアップを駆使してブロックを崩していくという内容になっている。パワーアップはグラディウス風のカプセル方式になっていて次の面に持ち越しが可能であるため、先の面ではある程度戦略性も要求されるようになる。
画面のデザインだのゲームシステムだの操作感覚だの、とにかくPC-88という古いマシン用のゲームでありながら、現在でも通じるほどの非常に高い完成度を誇っている。正直言って、私は未だにこのゲームを超えるブロック崩しゲームにはお目にかかったことがない。機会があれば是非一度プレイしてみると良い。
CROSSMEDIAのAVG。
なんつーか、コレ、ジーザス2じゃん? パクったのかパクられたのか、さもなきゃ他に元ネタがあるのかはわからんけど、ホントそっくり。まぁ細部は違うんだけど、基本の筋は同じ感じ。雰囲気も似てるし。とりあえずジーザス2やっとけばこれはやらなくても良いっつう感じではある。逆も言えそうなもんなんだけど、フラグ立てとかちょい不親切な部分があるし、ストーリーを楽しむタイプのAVGとしては、こっちはちょい負けてる感がある。最初にジーザス2をやってしまった所為かもしんないけどね。
ま、比較するためにプレイするってのも面白いかも。
T&E SOFTのAVG。
このゲームは二つのパートに分かれている。一つは、不可解なメッセージを残して行方知れずとなった恒星間有人探査機「セプテミウス2」に救命艇で乗り込み、事故の原因を調査する宇宙編。もう一つは、失踪した(捕らわれた?)、「セプテミウス2」のメインコンピュータ「ラクーン」の主設計者であるシュルツ博士を救出する地上編である。
このゲームはアニメーションが多用されており、またカーソルで画面内をクリックすることによりゲームが進行してゆくというタイプのAVGである。コピープロテクトとして「メロディーモジュール」が付属しており、ゲーム中にそれが必要になるのだが、ゲーム本体以外に必要な物があるというのは結構煩わしいと思う。
二つのパートに分かれてはいるものの、話のメインとなるのは宇宙編となる。謎に包まれた宇宙船内を探索するというのは私の大好きなタイプなので非常に面白く感じたが、最初の印象よりも話が小さくまとまっているようで、最後も今一つ盛り上がりにかける。それが残念でならない。
MD版は地上編がカットされて宇宙編のみになっており、さらにシナリオもかなり違うものになっている。絵が大分ヘボくなっているが、MDにAVGが少なかったこともあってか、私にはそこそこ面白く感じられた。
MICRO CABINのAVG。
擬人化動物たちが登場するAVGであるが、だからといってほんわかほのぼの風でもなく、冒険物AVGといったところであろうか。さらわれた妹を探して旅をする動物少年が主人公。ストーリー物としてはちょい尻すぼみな感じだが、それなりにAVGのお約束を踏まえて作られているので、ある意味安心して遊べるゲームではある。後は世界観が気に入ればバッチリという感じ。
サウンドボード2を積んでると、PCMでカッチョイイ効果音が鳴りまくり。ちと過剰なトコもあるけど、多分このゲームの売りの一つでもあるので堪能するのが吉。でもタイトルで「シャキーン」とかいうのはちと違うじゃろ。
GAME ARTSの伝説的STG(言い過ぎ)。 斜め上後方から見下ろしたような視点が特徴的なSTGであるが、それよりもなによりも、ワイヤーフレームで描かれた自機がグリグリ動くオープニングにシビれた。今ではポリゴンでグリグリが当然な時代だが、当時はワイヤーフレームでさええっらいカッチョ良く感じたものだ。また、シールドが切れた後にダメージを食らうと左右のうち片方の砲塔が損傷したり、(多分)スタビライザーがやられて機体がガタガタ揺れ出したりするのが妙にソレっぽく、そういった全般に渡る硬派な演出にもうメロメロ状態になったのは私だけではあるまい。難易度はかなり高く、実は未だにクリア出来ていないのだが、それでも心に残る名作STGとして記憶している人は数多いと思われる。機会あらば一度やってみると良い。ま、今やっても何とも思わないかもしれないが。 このシルフィード、MEGA-CDでリメイクされている。MEGA-CDの時代とはいえさすがにポリゴンが使用され、背景等の演出に凝っていたりとかなーり良い感じにリメイクされたのだが、嬉しいことにパワーアップの類は一切なく(選択式の追加兵装は当然アリ)、見た目とは裏腹にSTGとしてのプレイ感覚としてはわりと地味目なものであった。その辺り、さすがGAME ARTSはわかってるぜ、と思わずニヤリとしたのは、やはり私だけではあるまいと確信しているのだがどうであろうか。 |
「私は宇宙の帝王ザカリテ。グロアールある限り、貴様らごときに倒されはせぬ」
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コナミのサイバーパンクAVG。
サイバーパンクといってもギブスンの小説のようにジャックインしたりはしないけど、ブレードランナー好きなら多分たまらんと思う。人工皮膚をまとって人と入れ替わるSNATCHERに対抗すべく作られた警察組織であるJUNKERに配属された男が主人公。何体かSNATCHERを処理しつつ、SNATCHER自体の謎に迫っていくという話自体も悪くはないけど、やはり細かく設定されたゲーム内の世界を味わうのが大変よろし。やっぱりサイバーパンクはええのぅ(サイバーパンクの定義とかよく知らないけどね)。
しかぁし、このゲームは未完の名作である。一応一区切りはついているものの、88版では途中で終わってしまうのである。結局88では完結編は発売されず、PC-ENGINEのCD-ROM^2で完全版が出るまでおあずけとなってしまった(後はサターンで出てたかな)。まぁ完結編とはいってもほとんど最後は読み物になっているのだが、それでも終わっているだけ全然マシで、やはりきちんとした形で終わっていないのは気持ちの良いものではない。悲しい話だが、もし今からプレイするとしたら完全版をプレイすべきだろう。
ファルコムのRPGで、ドラゴンスレイヤーシリーズの五作目ということになっている。
システムとシナリオが分離したゲームになっており、ペンタウァの勇者(あるいは冒険者)たるキャラたちはペンタウァの町や城で準備を整え、個々の冒険に出る(シナリオをプレイする)という形になっている。基本シナリオ十五本はどれも良作揃いでそれだけでも十分楽しめるが、後に発売された追加シナリオをもプレイすることが出来る。基本シナリオ、追加シナリオvol.1、戦国ソーサリアン、ピラミッドソーサリアン、宇宙からの訪問者、ギルガメッシュソーサリアン、セレクテッドソーサリアン1〜5など、全部で五十本近くものシナリオを堪能出来る。アクションRPG風であるために、ストーリー的に深みのある話ではないが、それぞれ個性ある内容になっているためになかなかに楽しめるのではないかと思う。また、セレクテッドソーサリアンは読者投稿作品をゲーム化したものであり、ファルコムやタケル製(ファルコムのシナリオはピラミッドまで)のシナリオとも違う味のある作品が多いが、特に大賞作品である『時の神殿』などは大賞を受賞したことを納得させられるだけの内容になっている。
シナリオをプレイする以外にも、七つの星をかけ合せる事により百二十種類にも及ぶ魔法の作製を行う事が出来るので、人によってはマニア心をくすぐられることだろう。
ソーサリアンはいくつかの機種に移植されているが、特にMD版はすべてオリジナルのシナリオで構成され、ファルコムシナリオとは少々雰囲気が異なるものの、独自のソーサリアンらしさを出すことに成功しているように思う。とりあえず、前述の追加シナリオ群とMD版をやっておけば大体おっけーという感じではある。
G_CLUB SOFTWAREの同人脱衣ブラックジャック。スーパーリアル麻雀(P1を除く)を意識した作りになっている。つまり、勝つとアニメーションで脱衣するのだ。X68版はカラーらしいが、88版ではマシンの性能的に無理があるためにモノクロになっている。しかし、その当時(1988年)の同人PC-88ゲームとしては、そのアニメーションは非常に素晴らしく、モノクロであってもその素晴らしさには変わりがない。 ブラックジャック自体は非常にシンプルで、ヒットとスタンドのみとなっている。ただ、相手の強さは半端ではなく、そんなところまでP2に似せなくともいいのにと思うほどである。 ま、ゲーム内容はさておき、とにかくアニメである。今見ればそれは確かに見劣りするであろうが、当時小学生だった私にはかなりの衝撃を与えた作品である。よく考えるとサイオブレードも同じ頃の作品で、実はモノクロでアニメしてるぐらい大したことねえんじゃねえのかとも思わないでもないが、あちらが一部分のみのアニメであるのに対してこちらはフルアニメ(と言うのか?)であるし、何よりも幼い頃に受けた衝撃は全てを凌駕するのだ。……つまり、そうでない人にとっては大して意味のないゲームなのかもしれない。 |
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ファルコムの超有名RPG。
ゲームやる人で知らない人はいないんじゃないかっつうぐらい有名な作品で、まぁ色々な機種に移植されてるわけだけど、やっぱ個人的には一番最初にやった88版が最も印象深い。初めてイース1をプレイしたときは小学生んときで、オープニングからしてもうやられたっつう感じであった。やはり曲が良いのである。普通にやってても途中でレベルはマックスになるし、レベルを上げるんじゃなくてテクを磨いてボスを倒すというのが当時は新鮮に感じられた。ダルク・ファクトなんて、角度調節して連続して切り付けないとまず倒せないというぐらいの強さがまさにラスボスという感じで良い。まぁそんなトコが熱いゲームだと思う。1のエンディングもなんかこう、妙にグっと来てしまったものだ。
んで、イース2なんだけど、実は2はあまり印象に残っていない。もちろん面白かったのだが、1程の衝撃はなかった。やっぱファイヤーで敵をボコボコ倒せたのがまずかったのか(んなこたないだろけど)。印象的であるはずのシーンは確かにいくつかあるのだけれど、逆に1のときのように想像力の入る余地が減ってしまったのが2の印象を薄くしているのかもしれない。ストーリー的には1、2合わせて一つの作品だから、一応この二つは押さえておきたいっつう感じではある。
3なんてのもあったね、そういや。横スクロールアクションになったし、内容的にも外伝的っぽいし、まあ無理してやる必要はないだろっつう感じで。出来が悪いってこたないと思うけど。
スタジオWINGのAVG。
無駄に壮大な超能力物が主であるWINGとしては珍しく、一つの街を舞台にした、怨霊とその怨霊を操る生霊(呪術者、か?)との戦いを描いたAVGである。最初は怨霊(と言うより霊)の存在を認めない街の人々が、段々と街が怨霊に侵食され始めると妙に現実的に対応し始める辺りはなかなか面白いと思う。一見現実的に思える通常のパニック物などと比べ、所々奇妙な点はあるものの、本当の意味で現実的に感じられる描き方をしているのは見事であると言える。オカルト物を専門に扱うWINGならではと言えるのかもしれない。最後の方は結局法力合戦になり、まぁ他の超能力物と大差ない感じにはなるものの、それでもWINGの他のAVGとは一線を画しており、WINGのAVGの中では最も一般的な意味で面白い作品であることは間違いないだろう。
スタジオWINGのAVG。
WINGはオカルト、特に超能力を題材にしたAVGを作ることで有名であるが、その代表作とも言える『白と黒の伝説』シリーズの88版がこれである。『波動の標的』などもそうなのだが、WINGのゲームの特徴として、序盤はわりと期待出来そうに思える、というのがある。AVGのお約束通りの展開で、超能力やら怪現象やらに興味を持たせ、そしてなかなかに熱い展開になっていくのだが、途中で一線を越えてしまうのである。そこから先はもう無茶苦茶もいいところで、超能力者同士の対決で世界が滅んだり滅びなかったりスケールが無駄に大きくなってしまう。まぁある意味笑える展開ではあるのだが、恐らくは大真面目に作っているのであろうから、妙にスベっている印象が強い。このゲームも当然最後らへんはもう無茶苦茶になり、序盤の展開は一体なんであったのかわからないほどにぶっ飛んでいる。プレイヤを置き去りにしてこれだけぶっ飛ぶAVGというのも珍しいので、ある意味プレイする価値のあるゲームであると言えるかもしれない。
ファルコムの名作AVG。
古代遺跡を調べ回り、手に入れたアイテムを駆使して、太陽の神殿を発見するのが目的。難易度は結構高い。コマンド選択式ながらも、コマンド入力型AVG時代を彷彿とさせる雰囲気を持っていると思う。
サターンのファルコムクラシックスII(イ−スII&太陽の神殿)に太陽の神殿が入っていると聞いて、つい懐かしくてプレイした。小学生の頃に非常に苦労してクリアした覚えがある。さすがに全てを覚えているわけもなく、多少苦労したが何とか一時間半程でクリア出来た。しかし、意味もなく広かったマップが狭くなったのはよかったが、変にグラフィックがよくなっていて違和感を感じてしまった。曲も昔のチープな感じの曲を懐かしく思ってしまった。こういうゲームは最近の人には受け入れられないだろうと思う。というか、昔にやっていない人は太陽の神殿なんてやろうと思わないのではなかろうか。
スタジオWINGのAVG。
とある教団内で起きた猟奇殺人事件の調査(取材)をしていた記者がいつのまにやら壮大な超能力戦に巻き込まれていくというお話。中盤辺りまでは普通のAVG風に謎に迫っていく感じでなかなか面白いと思うのだが、途中からもう記者としての活動そっちのけで超能力一色になってしまう。それがあまりに唐突で少々ついていけない。しかも最後があまりと言えばあまりな結末で、まあネタとして一度見てみるのも面白いかもしれない。良くも悪くもWINGらしいAVGではある。