エディタ [メイン]
「メイン」タブでは、シナリオのタイトルや基本設定などを設定します。
- タイトル
シナリオ名を入力します。ここで設定したタイトルは、Javardry本体起動時のタイトルバーに表示されます。
- シナリオ識別用文字列
各シナリオを識別するための文字列を入力します。セーブデータ保存時にこの文字列も保存され、文字列が一致するシナリオでのみセーブデータを読み込むことが出来ます。
- タイトル画像
タイトル画面に表示する画像を、Javardryのgraphicディレクトリをルートとして、拡張子を省略して指定します。ここで指定したファイル名の最後に「_HR」をつけた画像ファイルは、高画質画像として認識されます。表示サイズと表示位置は、Javardry本体の画面サイズを300*300としたときに、どのサイズにリサイズし、どの位置に表示するかを指定します。
- デバグコマンド使用可
ここにチェックを入れると、デバグ用のコマンドを使用することが出来ます。
- [タイトルテキスト]
タイトル画面に表示する文章を設定するリストです。
- (テキストエリア)
表示する文章を入力します。checkボタンをクリックすると、実際に表示される改行処理が行われた文章がテスト表示されます。表示は最大で半角換算60文字(禁則処理用の半角2文字分含む)*25行です。
- left, center, right
表示位置を左寄せ、中央、右寄せのいずれかで指定します。
- 表示行
文章の先頭を何行目に表示するかを指定します。
- 音楽、効果音
シナリオ中に使用する音楽と効果音の名称と、そのファイル名です。リストではなくコンボボックスになっており、addでの追加は一番最後(一番下)に行われ、並び替えは出来ません。最初から設定されている基本項目は名称の変更と削除が出来ず(ファイル名は変更出来ます)、また、重複する名称は追加出来ません。ファイル名は、音楽はmusicディレクトリ、効果音はsoundディレクトリをルートとして、拡張子を省略して指定します。
- パーティーの最大数
パーティーを組める人数の最大数を、1~6で指定します。初期値は6です。
- 前列の人数
前列の人数を1~6で指定します。パーティーの最大数から前列の人数を引いた数が後列の人数になります。初期値は3です。
- Mキーによるオートマップ表示
Mキー(キー設定にて変更可能)を押したときのマップ表示を、「なし」「現在の階のマップ」「現在の階のマップと現在地」「現在の階のマップと現在地と向き」「全階のマップ」「全階のマップと現在地」「全階のマップと現在地と向き」のいずれかから選びます。タイトル画面でオートマッピングをなし(数値表示)にしている場合には、「現在の階のマップと現在地」「全階のマップと現在地」の場合には現在地の座標が表示され、「現在の階のマップと現在地と向き」「全階のマップと現在地と向き」の場合には現在地の座標と向きが表示されます。
また、「トラップ表示」「イベント表示」にチェックを入れるとマップ表示時にトラップ等やイベントの位置が表示され、「ダークゾーンでは見れない」にチェックを入れると、ダークゾーンではMキーを押してもマップが表示されなくなります(マップ表示呪文には影響しません)。
「アイテム」と「フラグ」では、Mキーによるマップ表示に条件をつけることが出来ます。ただし、マップ表示を「なし」にしている場合には、「アイテム」「フラグ」を設定しても意味はありません。
「アイテム」は、ここで指定したアイテムをパーティが所持している場合に限り、Mキーでマップが表示されるようになります。アイテムは番号で指定し、カンマ区切り、及びハイフンでの範囲指定により複数指定(例: 1,5,10-14,20)が可能です。未指定の場合(所持アイテムに関係なくマップを表示させたい場合)には空にしておいて下さい。
「フラグ」にチェックを入れた場合には、特殊フラグ(1)が true のときにのみ、Mキーでマップが表示されるようになります。
「アイテム」と「フラグ」の両方に条件を設定した場合には、両方の条件が満たされた場合にのみ、マップが表示されます。「フラグ」の方はあまり使い道がなさそうですが、「アイテム」は魔法の地図的なアイテムを所持していればマップが見れる、といった使い方が出来るかと思います。
- その他設定項目
- 全般
- ヘルプコメント表示
宿での回復値や呪文・アイテムの解説文などを表示させます。また、冒険者の能力詳細を見ることが出来るようになります。
- アイテムカタログ有り
チェックを入れると、鑑定入手済みアイテムのカタログを見れるようになります。カタログに載る(表示される)アイテムは、「カタログに表示しない」設定にしたアイテム以外で、確定状態で入手したもの、不確定状態で入手した後に鑑定して確定状態にしたもの、商店に売却したもの、初期PCが所持しているもの等です。
カタログでのアイテムの解説文は上記の「ヘルプコメント表示」がオフであっても表示されます。
- モンスターカタログ有り
チェックを入れると、確定遭遇モンスターのカタログを見れるようになります。
モンスターの解説文は上記の「ヘルプコメント表示」がオフであっても表示されます。
- 修正された特性値は表示しない
チェックを入れると、アイテム等の効果により特性値が修正されていても、ステータス画面では修正後の値は表示せず、修正前の元の値のみしか表示されなくなります。
- 修正された特性値は括弧で表示する
チェックを入れると、アイテム等の効果により特性値が修正されている場合には、ステータス画面において元の値と共に修正後の値を括弧内に表示させます。ただし表示スペースの都合上、元の値と修正後の値が共に二桁以内の場合のみです。
- ボーナスの振り直し不可
チェックを入れると、訓練場でのPC作成時にボーナスダイスの振り直しが出来なくなります。
- プレイデータの読み込み時、特性値が0の場合も未設定と見做す
通常は未チェックのままにして下さい。
Javardry Ver.1.045、JavardryHTML5版 Ver.0.164 にて、プレイデータの保存時に未設定分の特性値の値を-1として保存するように変更していましたが、ミスがあり、-1ではなく0として保存されていたようです。そのため、特性値が追加設定されたシナリオデータにて当時に保存したセーブデータ(プレイデータ)を読み込む際に、-1であれば未設定であったと見做して種族初期値に置き換えるのですが、0になってしまっているために未設定分とは判断されず、特性値の値はそのまま0になってしまいます。そこで、ここにチェックを入れておくと、読み込み時に値が0の特性値も未設定であったものと見做して、種族初期値に置き換えます。何らかの理由で、通常時に特性値が0になることを許容しているシナリオにおいては、意図的に0にしていたとしても読み込み時には種族初期値に置換されてしまいますので注意して下さい。
- 施設
- 性格に関係なく酒場でパーティーを組める
善悪の冒険者が自由にパーティーを組めるようになります。未チェック時には、善悪の冒険者は酒場ではパーティーを組めません。この設定は、特殊フラグ(0)により反転させることが出来ます。
- 商店で売り切れ表示をしない
チェックを入れると、商店で在庫のない商品は売り切れ(Sold Out)表示がされず、欄が詰めて表示されます。
- 商店のリストで攻撃範囲を表示する
チェックを入れると、商店の購入リストに各アイテムの攻撃範囲(射程)が表示されます。
- 呪文
- 再開時に呪文効果を引き継ぐ
中断した冒険を再開する際、中断前にかけていた呪文の効果を引き継ぎます。未チェック時には呪文効果はクリアされます。
- マップ表示時の転移の位置指定初期位置が(0,0)
未チェック時には、オートマップありの状態でテレポート呪文を使用すると、位置指定カーソルの初期位置が現在地になり、現在地(座標)を確認することが出来てしまいますので、それを避けたい場合にはチェックを入れ、位置指定カーソルの初期位置を座標(0,0)固定にします。
- モンスターのグループ呪文はPC全員を対象とする
チェックを入れると、「敵グループ」を対象とする呪文をモンスターが唱えた場合に、パーティーのPC全員が対象となります。未チェックの場合には、パーティーの前列後列がそれぞれ別グループと見なされます。
- レベルアップ等の呪文習得時、最低一つは呪文を習得する
レベルアップ時等の呪文習得時、習得判定に失敗し、かつ習得可能な呪文レベルの呪文を一つも習得していない場合に、一つだけ呪文を習得します。
- ダンジョン移動時に有効な持続呪文の効果時間を表示する
チェックを入れると、パーティーやそれぞれの冒険者にかけられたダンジョン移動時有効な持続呪文の効果時間を表示するようになります。効果時間は、歩数なら数字で、その階のみ有効ならば "floor"(defaultMessage.txt の EFFECT_TIME_ONLY_FLOOR で変更可能)、永続効果の場合は効果時間表示なしとなります。
- 非表示特性値への修正効果は表示しない
チェックを入れると、非表示設定の特性値の値を修正する呪文効果をかけた際に、戦闘中のメッセージ表示・戦闘中のステータス表示・キャンプ中のステータス表示等での表示をしません。
- アイテム
- アイテムは確定状態で入手
ダンジョン内でのアイテム入手時、確定された状態で入手します。未チェック時には不確定状態で入手します。
- アイテムは一人目から順番に入手する
チェックを入れると、アイテム入手時にパーティーの一番最初のメンバーから順番に入手します。未チェック時には、アイテム欄に空きのあるメンバーからランダムにアイテムを入手します。Wizの仕様に合わせたい場合にはチェックを外して下さい。
- 鑑定失敗時に呪われない
呪われたアイテムの鑑定に失敗したときに、呪われなくなります(恐慌状態にはなります)。
未チェックの場合、つまり鑑定失敗時に呪われる状態の場合には、鑑定時、自分以外のパーティーメンバーの所持している未鑑定アイテムのうち、装備中のものは鑑定することが出来ません。
- 呪われていると、クリティカル等の特殊攻撃が発動しない
呪われているときに、クリティカル等の特殊攻撃が発動しなくなります。
- 呪い装備中のアイテムは使用出来ない
呪い装備中(呪われた状態)のアイテムは、使用効果・SPが発動しなくなります。
- 商店での解呪時にアイテムが消滅しない
商店で呪われた状態のアイテムの呪いを解いた際に、アイテムが消滅せず残るようになります。
- 装備条件を表示する
酒場、もしくはダンジョン内のキャンプ中にアイテムを調べる・使う際に、装備条件(職業と種族)を表示します。ただし、全般の「ヘルプコメント表示」にチェックが入っているときでなければこちらも機能しません。
- ダンジョン
- オートマッピングを強制的に使用
オートマッピングの有り無しを選択不可にし、強制的にオートマッピングを有りにします。
- オートマッピングを強制的に不使用
オートマッピングの有り無しを選択不可にし、強制的にオートマッピングを無しにします。
- 隠し扉探索コマンド
ダンジョン内のサブメニューに、隠し扉探索コマンドを強制的に表示させます。未チェックであっても、全ダンジョン中に外伝仕様の隠し扉が存在する場合にはコマンドが表示されますので、通常は未チェックで構いません。
- 解錠コマンド
ダンジョン内のサブメニューに、施錠扉の解錠コマンドを強制的に表示させます。未チェックであっても、全ダンジョン中に施錠扉が存在する場合にはコマンドが表示されますので、通常は未チェックで構いません。
- 石の中でロストする
テレポートミスなどで石の中や空中(上空)に飛んだ際に、パーティー全員がロストするようになります。未チェック時には生きている冒険者は死亡して、死体は寺院に転送されます。
- ダンジョンに入った時キャンプを開かない
ダンジョン進入時、キャンプ画面からのスタートではなくダンジョン移動画面からのスタートになります。ただし、ここのチェックに関わらず、冒険の再開時はキャンプ画面からのスタートとなります。
スタート地点のイベント等をテレポートでスルーされたくない場合に使えるかと思います。
- 全滅時にパーティーを地上に戻す
ダンジョン内で全滅した際、通常はその場に死体が放置されますが、ここにチェックを入れておくと、全滅したパーティーの死体は地上に転送されます。
- 戦闘
- 先制時に呪文を使える
先制攻撃時、呪文を使うことが出来ます。モンスター側の先制時には、モンスターも呪文を使ってきます。未チェック時には呪文は使えませんが、ブレスやアイテムの使用に制限はありません。
- グループ内の先頭のモンスターに攻撃する
同一のモンスターグループに複数のPCが武器等により攻撃をする際、ここにチェックが入っていると、グループの先頭のモンスターに攻撃をします(FC版Wiz#1仕様)。未チェックの場合には、グループの先頭から順番に攻撃対象を定めます(FC版Wiz#2仕様)。
イメージが掴みにくいと思われるので、画像で説明します。
ベニ松氏の「ウィザードリィのすべて」によると、FC版Wiz#1においては、グループ内の先頭のモンスターに攻撃しているようで、チェック時にはその仕様に従います。モンスターのグループ内に複数のモンスターがいたとして、冒険者A~Cがそのグループに攻撃をする場合、冒険者三人とも、グループ内先頭のモンスターAに攻撃をします。
FC版Wiz#2においては、グループ内の先頭から順に攻撃対象を定めているようで、未チェック時にはその仕様に従います。モンスターのグループ内に複数のモンスターがいたとして、冒険者A~Cがそのグループに攻撃をする場合、冒険者AはモンスターAに、冒険者BはモンスターBに、冒険者CはモンスターCに攻撃をします。
では、FC版Wiz#2の仕様において、あるグループに攻撃をしかける冒険者の数が、そのグループ内のモンスターの数を上回っている場合はどうなるかと言うと、先頭から折り返してまた順番に攻撃対象を定めています。モンスターのグループ内に2体のモンスターがいて、そこに三人の冒険者が攻撃をしかけるとすると、冒険者AはモンスターAに、冒険者BはモンスターBに、冒険者CはモンスターAに攻撃をします。もし冒険者Dも同様に攻撃をしかける場合には、モンスターBに攻撃をします。
この仕様のため、FC版Wiz#2では最大の攻撃力を持つ冒険者を二番手に配置するのが良い、と「ウィザードリィのすべて」では結論づけていますが、Javardryにおいては、攻撃対象のモンスターがすでに死亡していた場合には、グループ内の生存している先頭のモンスターに攻撃をするようにしてありますので、特に気にせずとも良いと思われます。
FC版Wiz#2仕様は、前衛の戦士職が各モンスターを抑えるといったイメージですが、少なくともJavardryにおいては、グループ攻撃呪文との連携で有利になる場面があるくらいで、実際には冒険者が不利になるだけのロマン設定、な気がします。
- 攻撃対象を変更する
PC行動時、攻撃等の対象グループが全滅していた場合、対象グループを変更して攻撃等の行動を行います。未チェックの場合には何も行動をしません。
- 敵全滅時に行動を中断しない
敵を全滅させても、そのターンでのPCの行動(呪文やアイテムの使用等)が続行されます。
- 「隠れる」有り
戦闘中に盗賊能力を持つ冒険者が「隠れる」ことが出来るようになります。無しの場合は、待ち伏せ(奇襲)も出来なくなります。
- 回復効果の回復メッセージを表示しない
戦闘中の回復効果(持続回復効果含む)による回復メッセージを非表示にします。モンスターの回復能力を隠したい場合等にチェックを入れて下さい。
- AC修正等の修正メッセージを表示しない
戦闘中のAC修正、命中修正、呪文無効化率修正、呪文抵抗修正、ブレス抵抗修正、呪文封印、ブレス障壁、特性値修正、追加ダメージ修正、最大HP一時変化、攻撃回数修正等の修正メッセージを非表示にします。
- 戦闘勝利後にアイテムを直接入手する
戦闘に勝利した際、通常宝箱が出る場面で宝箱が出ずに、直接アイテムやお金を入手します。宝箱の罠調べ、罠外しとかいらねーし、という場合にチェックを入れて下さい。
- 全モンスターが逃げた場合宝箱が出ない
チェックを入れると、戦闘中に全モンスターが逃げた(一体も倒していない)場合には宝箱が出なくなります。アイテムの直接入手、及び入手金も無くなります。
- 武器の持ち替えが可能
チェックを入れると、戦闘中に武器(と盾)の変更が出来るようになります。